森昌子といえば『せんせい』が有名ですが、彼女は、『せんせい』 『同級生』 『中学三年生』と、デビュー後3曲は学園もの路線でした。『中学三年生』は……、
別れの季節のかなしみを
生れて初めて知りました
蛍の光が歌えない
波でくもって歌えない
あの人卒業してゆくの
さよなら言わなきゃいけないわ
私も中学三年生
……という歌詞だったような気が。うろな記憶で書いているものなので正確に知りたい方はちゃんと調べてくださいね。ただ、当時、中2だった私たちも「なんじゃいこの歌詞は」と思った記憶ははっきりあります(^^;;; だって……、だって……、そうでしょ?
同じ季節を描いた歌でも、イルカの『なごり雪』などは、今でもCMでも使われ、今でも歌い継がれるていますが、やはり、歌詞の深みの差ではないかと……。
でも! 森昌子ちゃんと同い年の私には、彼女の『中学三年生』を今聞くと、この、当時14歳だった彼女に合せたのだろう単純な歌詞が、なんともしれずなつかしいです。
小さな別れがあちこちに訪れる春。
ほかの人にとっては、「なんじゃい、そんなこと」かもしれないけれど、そのときの自分には人生の崖に立たされたようにかなしかったあのころ……。
そんな思い出のあるあなたに、この一冊を、贈ります。
『終業式』角川文庫。
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