もしかして、これから言うことは、
多くの人にとって、
「昨日、『サウンド・オブ・ミュージック』っていう映画を見たんだけど、ジュリー・アンドリュースっていう人、すごく歌がうまいわよ」
「昨日、オードリー・ヘプバーンっていう人の写真を見たんだけど、すごくおしゃれで素敵よ」
みたいなことを言っているように聞こえるのだろうか?
なにをいまさら。
みんな知ってるよー。
みたいなこと?
では言います。
和久傳
という和菓子屋さん。
はじめて食べて、ものすごくおいしかった。
■
岩崎家のお雛さま展を見たあと、
天気がよかったので、
丸の内のシックな通りを歩いていたら、
シックな和菓子屋さんがあった。
和久傳
と店名が書いてある。
お茶(抹茶)がイートインできるかなと思って入った。
そこでは、「西湖」という、このお店のいちばんのウリというお菓子と
抹茶を出してくれるセットがあるというのだが、
「残念ながら、本日はもう、桜のほうが売り切れまして」
とのことで、黒糖のほうをひとつだけ買って帰った。
れんこんで作った、つるんとした水ようかんをもっとあっさりさせたようなやつだというので、
これは、自分にも好みかもと思い。
「桜のほう」というのは、桜を練り込んだやつ。
それと黒糖のと、二種類ある。
ひとつだけしか買わなかったのは、
食べたことなかったので、嫌いな味だったらいやだったから。
帰って来て、家で食べたら、おいしかった!
■
しまちゃんに、食べたことあるかとLINEで聞いたら
(しまちゃん=京都在住の同級生)
「おいしいので、二つ、三つ、すぐ食べられるよね」
と返信があり、
「鯛のお弁当や、チラシ鮨のお弁当もおいしい」
ともあるので、
「なに、それはおいしそうな」
と思ったが、
そういえば、
丸の内店で、
「前はお料理のほうも少しお出ししていたのですが、
今はやめました」
というようなことをお店の人が言ってらしたので、
和久傳に問い合わせたら、
「テイクアウトは京都のお店だけです」
とのことで、
しかし、
・新宿伊勢丹店にかぎって、
・冷凍にかぎって、
鯛サンド(パンに鯛がはさんである)や
笹の葉弁当みたいなもの
があるという。
そこで翌日、私鉄が何本も統一化されて行きやすくなったとはいえ、
「わざわざ」感のある新宿まで、
出かけて、
料理類と、
れんこんのお菓子も買ってきた。
■
料理類については、
和久傳に限らず、
お弁当的なもの(持ち帰りOK的なもの、おせちも含む)は、
みんな、塩分が強いと予想された。
そこで、ポンパドウルの、無縁パンも、買ってきた。
■
一晩かけて、鯛サンド(パンなので自然解凍しかできない)を解凍して、
さっき、朝御飯に食べました。
無縁パンと、
キャベツも、
合わせるというか、口やすめに、交互に食べて、
これで塩分を薄めて食べた。
うーむ!
おいしい!!
鯛と、すぐきと、山椒が入っているサンドイッチ。
すごくおいしい。
■
そして、デザートに
「春しずく」
と、TWGのアールグレー。
春しずくは、
笹の葉にのっているときは、
深いローズ色なのですが、
箸でとると、
太陽にすけて、それはきれいな桜色に。
これに
銀座和光で売っているというハプスブルク家の塩(これは高橋さんからのいただきもの)を
3粒かける。
3粒のみ。
これと、TWGのアールグレーティー。
ちょーおいしい!!
ばりおいしい。
うるとらおいしい。
ほんとにおいしい!!
しあわせ!!
思わず、
「ともや、いやしんごろすっか?」
とひとりで言う。
「ともや、〃いやしんごろ〃すっか?」
というのは、東村アキコさんの「まるさんかくしかく」
に出てきたセリフ。
豪農のともやくんと、そのお母さんの、
車の中での会話。
和久傳の、れんこんのお菓子なら、
「エアともや」に、
「もうひとつ、すっか?」
と言いつつ、自分に許可を与えて、食べてしまいます。
■
ドアストッパーに使えそうな重たい、女性雑誌ってあるじゃないですか?
紹介されている洋服やかばんの、
値段の数字のケタを
「見間違え?」と、
おもわず目をこすって、0の数を指で数えなおしてしまうような
高級服や高級かばんの宣伝が、いっぱい入っている雑誌。
そういう雑誌、職業上、編集部でもらうこともあるのですが、
なかに入っているラグジュアリーな
ハイハイハイハイブランドに、
ぜんぜん関心がなくて、
ほんとにドアストッパーに使ってるんですけど、
こうして今日のブログを書くと、
いやいや、
自分は、
「ブランド好きの女」
じゃないか!
和久傳のお菓子。
TWGの紅茶。
ハプスブルク家の塩。
ポンパドウルの無縁パン。
おいしい!
神奈川県産の春キャベツもおいしい。
〜姫野嘉兵衛(カオルコ)
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