姫野カオルコ周辺ブログ…運営&宣伝=KOGA工房

★小説家。嘉兵衛は漢字表記。「嘉兵衛」で「かおるこ」と読む。
 
ちょっと前のもの
 
きみにあげようすべての舟、すべての鳥、宝の島 を、ぼくの街の少女よ
https://www.youtube.com/watch?v=aNlcB8W31Ts


イタリア語で聞くと
フランス語とはまたちがう感慨が…。

イタリア人の若い(?)女性シンガーのバージョンもあるけど、
やはり、本人のイタリア語には……

これ聞いてるとだめですね。
ほんとにだめですよ。
なにも手につかなくなりますね。

いろんなことを思い出し、
ひとつの記憶から、またもうひとつの記憶、
そこからさらにべつの記憶、
さらに別の記憶……

いまが西暦何年なのか、わからなくなっていく……

しっかりするために、
いやなことをひとつ。
この曲の邦題が、
きらいだ。
なんで、あんな邦題をつけたのか。
ワイルド・ワンズの曲とまちがえて買わそうとでも思ったのだろうか?

https://www.youtube.com/watch?v=aNlcB8W31Ts


〜姫野嘉兵衛(カオルコ)
昭和に学校に通った人に、イルカなごり雪、舟木一夫高校三年生、森昌子中学三年生
森昌子に『中学三年生』というのがありました。
昌子ちゃんは『せんせい』『同級生』『中学三年生』と、デビュー後3曲は学園もの路線。

同じ季節を歌った舟木一夫の『高校三年生』、イルカの『なごり雪』とちがって、今では、『中学三年生』はあまり聞かれないですね。

他の2曲に比べて、歌詞が、えらく単純(当時14歳だった彼女に合せたのだろう)。
でも、今となっては、あの単純な歌詞がなつかしいです。

小さな別れがあちこちに訪れる春。
他人にとっては「なんじゃい、そんなこと」かもしれないけれど、
そのときの自分には人生の崖に立たされたように悲しかった、
というような若い春も
あったではないですか?
今では年取った方々にそれぞれに。

終業式の季節には、この一冊を、贈ります。
装丁が何度か変わっていまして、↓は最後に変わった版。
『終業式』角川文庫
https://www.kadokawa.co.jp/product/200303000226/

既出の書評(公的媒体に出たもの)↓
https://himenoshiki.com/himefile/shugyo.htm
☆2010・3・10ブログ再アップ
練馬区の29歳の新田一朗様(仮名)への返信
練馬区の新田一朗様(仮名)29歳からのお手紙を受け取りました。
お手紙ありがとうございました。
*お手紙は、公式サイトトップ→【連絡方法】→【ファンレターの宛先】項に出ている編集部宛で必ず届きますが、タイミングによっては回送が遅くなることがあります。あしからずお許し乞う。*


『結婚は人生の墓場か?』において、なぜ『白夜行』を『白い夜を行く』に変えたのですか?

そんなに深い意味はなかったのです。
変えないと、読者によっては、
その固有名詞だけにとらわれて固執してしまって、
肝心の『結婚は人生の墓場か?』のほうの本筋を見失う人がいるので、
その危険を避けるため。

あと、東野さんが
「『白夜行』の雪穂はぼくには魅力的な、いわばぼくの理想の女性です。ぼくは悪女が好きなんですよ」との旨、インタビューでおっしゃっていたので、
悪女について考え、
「雪穂は悪女度は低い」と思ったのです。
「『白夜行』の雪穂には、完全犯罪を企てるだけあって、考えに論理がある。
悪女というのは、論理の通じない女性のとだ」というテーゼが私にはあって、
小早川さんの妻の名のほうは、雪穂としたのです。


長身の女性には逆ナポレオンコンプレックスがあると思いますか?

1990年以前には、そういう女性もけっこういたのではないでしょうか。
大柄な女性は、自分が小柄に見えてほしいという願望があって、ものすごく長身の男性を求める、といったようなこともあったかもしれません。

ただし。
『みんなどうして結婚してゆくのだろう』だったか『すべての女は痩せすぎである』だったか、なにかで書いたとおり、「すごく背の高い男性」は、だいたいの場合「すごく背の低い、見るからに小さい女性」が好きな傾向が、1990年以前にはあった。

しかし、2000年代では、背の高い女性が自分より背の低い男性と恋人同士になることもよくあり、私も往来でそんなカップルをよく見かけるようになりました。

それでも、ちょっと前は、女性のほうはヒールのある靴をはかないようにしてましたが、現在では、長身の女性もすごくヒールの高い靴を気にせずはいています。

時代とともに、
また、個人的にもその人が年をとるとともに、
身長に対するこだわりめいた感情は、弱くなるのではないかと想像します。

私個人を例にしても、思春期のころはもちろん、35歳以下までは、芸能人男性にも好みがありました。
それが今では、「阿倍寛はそりゃあ外見としてはカッコいいだろうが、だからといって小倉久寛がイヤとも思わん。べつにもう、どっちでもよいよ」
と思いますし。
※外見がカッコいい=どんな洋服も似合う、ていどの意味。

御質問への答えといたしましては以上でございます。


滋賀県から上京してきたころ、新田様のお住まいのあたりに、わたくしも住んでおりました。
きっと今では駅の様子も変わってしまったことでしょうが、
今でも、あのあたりのころの風景を懐かしく思い出します。
中村メイコさんの家や檀ふみさんの家のご立派な様子とか。

滋賀県には近江鉄道という私鉄が走っています。堤康次郎が創業した会社です。
なので、上京してきたとき、西武線の「肌色+薄ピンク」車両を見て、滋賀県と同じなのでびっくりしたものです。

もっとも、1980年ごろでも「肌色+薄ピンク車両」は西武線では旧式車両で、黄色が新式でした。

このことを滋賀県の同級生に話すと、「ほな、近江鉄道も、そのうち車両が黄色になるんやろか」と、みんなの反応。
果せるかな、5年ほど後に近江鉄道にも黄色い車両が登場しました。
新田様ご自身のご病気にくわえ、お母様のご病気のこと、さぞやお辛く、たいへんなこととお察しいたします。
私の父親も、いくつか病気のあるうちの一つが、新田様のお母様と同じものでした。また、下宿していた先のお家の方が新田様と同じご病気を患っておられましたので、こうしたご病気がどれほどたいへんなものであるかを目の当たりにしたのです。

わたくしには新田様とお母様に何をしてさしあげることもできませんが、
『リアル・シンデレラ』の倉島泉ちゃんが、
ひとときは新田様のよき話し相手になってくれたのなら、たいへんうれしく思います。
お手紙をありがとうございました。

姫野嘉兵衛(カオルコ)

☆2012・7月過去ブログ再アップ

『結婚は人生の墓場か?』については
https://bunko.shueisha.co.jp/recommend/suga_15.html

『リアル・シンデレラ』
https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334764296
返信 | 08:29 | - | -
高円寺の富士川食堂
高円寺の定食屋、富士川食堂。
味つけが濃かった。

富士川食堂の向かいにも定食屋があった。
「くじら定食」があった。

ここでは、よく「ハムサラダ定食」というのを食べてた。
ロースハムを扇形に切ったのがならんで、そこにキャベツがついて、マヨネーズがかかってるだけなんだが、

そしてそれだけなのに、
その店では一番高いメニューなのだが
(おそらくロースハムの原価が高くつくためであろう)
たまにむしょうに食べたくなるのだった。

桂田くん(中央線のもっと先の、滋賀県寮に住んでいた)と、
なぜか高円寺で会ったことがあって、
二人で行った。

桂田くんは「わし、くじら、好きなんや」とくじら定食を食べてた。

この二軒の定食屋のならぶのが、
エトアール街で、
駅から離れて進んだところに飲み屋があった。
(今もあるのかどうかは不明)、

この店に、
当時、「女性が抱かれたい男NO.1」に選ばれていた根津甚八
がよく来るというので有名だった。

私は行ったことはなかったが、
この店の前を通ると、根津甚八を思い出すのだった。

根津甚八といえば『黄金の日々』で人気があったのだが、
その前に……、まだそんなにブレークする前に……
山田太一の『男たちの旅路』に出ていて、
つぶやくように歌う歌手という役をしていた。

高円寺は、
私にはぜんぜん合わない町だった。

当時の高円寺は、
バンド少年の町ではなく、
新宿から一掃された●ク●が流れてきて、
多く住んでいて、
ぶっそうで、
夜は怖くて、一人で若い女性が歩いてはいけない、とよく注意された。

でも、そんなことより、
、どうも中央線の、
飲み仲間になるとスクラム組んで、
みたいな雰囲気が
(あくまでも当時の)

自分には(ひとりっこで鍵っ子なので)
合わなかった。

☆2009-10-09ブログ再アップ

昭和の風景を綴った短編集↓
『部長と池袋』
https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334768539
日曜天国、ラジオ体操、全国の中高校の状況は
今、日曜天国をきいている。
安住さんが
「久しぶりに〃夏休みラジオ体操〃に参加された」
という話をされている。

中学生以上のみなさん、ラジオ体操って、できますか?
クリオ(ふりつけ?)おぼえてますか?

私はラジオ体操ができません。
中・高と、学校独自のふりつけの体操をしていたので、
そちらが体にしみこんでいるためです。

中学生のときは市立長命中体操をして、
高校生のときは県立長命高校体操をしていたからです。

中高生は体力があるので、
ラジオ体操では運動強度が低いということで、
おそらく日本中の、
各中学や各高校で、
中高生体力増強に向いた独自のクリオ(ふりつけ)が考案されて、
各校でおこなわれていたと思われます。

安住さんの話しぶりでは北海道ではなかったようですが……。
どうなんでしょう?
ぜひ、#日曜天国で、全国アンケートをしていただきたいものです。

注/2010・8・1ブログ再アップ

https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167920418
北区の幼稚園、小林多喜二、新橋スエヒロ

中川成夫(元・特高)は、戦後は高輪署長→築地署長と出世、旧区制時には滝野川区長になり、東映の取締役になり、そのうえ北区教育委員長になって、奥さんに北区で幼稚園を経営させているのですが、彼の肌の記憶はどういうしくみなんだろう?小林多喜二が自分の拷問で死にゆく感触が肌に記憶されていると思うのだが、そうした記憶を「削除」できる機能が彼には備わっていたのだろうか?そもそも「滝野川区長」という地名で小林多喜二を思い出さいのかな。新橋スエヒロの山県為三も。正義の聖戦(聖拷問)という自己洗脳をかけるのだろうか。



★2017.3.14ブログ再アップ
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「顔面放談」集英社、 えーと、困ったなあ…
「顔面放談」は、
「映画が自由に見られなかった環境」についてと、
(=窮屈な状況についてと)、

そうした限られた範囲で、
苦心してなんとか見た映画についてを、
語ったものです。

その映画を語ることで、当時の文化風俗についてふれています。
また、
人が、人の顔を見る視点について、
ふれています。

こうした視点は、
各人の、
ものごとを見る角度が顕著になると思うからです。

こうした内容なので、
「◎◎さんと××さんは似ている」
という話題のページ(ほんの2箇所だけある)は、

「ちょっとひといきコーヒーブレイクのページ」
なので、

このコーヒーブレイクのページを、
ちらっとだけ、見て、
そう、読むのではなく、見て、

ほかのページはまったく読まないで、
これがメインだと思い込まれて、紹介されると…。

一冊、みんなこれだけなのかと思うでしょうから、
買いたくなくなるだろう……。

困ったなあ……。


〜姫野嘉兵衛(カオルコ)
http://seidoku.shueisha.co.jp/2309/read03.html
- | 07:31 | - | -
森永卓郎さんのご快復を祈るとともに、「どーも鈴木」さん2
新東宝チャンネルの「どーも鈴木」さん
https://www.youtube.com/channel/UCY3iVervKGfPzqjFXuR9n9Q

↑見て、大勢の人が、
「びっくりした、森永卓郎かと思った」
と思ったのではないでしょうか……。

「どーも鈴木」さんのおっしゃるとおり、
新東宝の作品、
ごぞんじない、ヤングな方、ぜひ見てください。

鎮守の神社に、夏の夜になると、
むしろでかこったお化け屋敷が出るじゃないですか?
えと、子供向きのアクセサリーやおもちゃを売る屋台とか。

あのたのしさ、
あの独特の興奮、
それが新東宝(途中からの)のたのしさ。

はじめのころにも、
文芸佳作があります。

〜姫野嘉兵衛(カオルコ)
『顔面放談』集英社(主に古い日本映画についての随筆)
https://shueisha.online/culture/158420
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- | 08:52 | - | -
「どーも鈴木」様、なのか、このチャンネルの制作者なのか、
新東宝チャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCY3iVervKGfPzqjFXuR9n9Q
「どーも鈴木」さん、
『女性操縦法』の出演者、
高田稔じゃなくて、
斎藤達雄のまちがいでは?

〜姫野嘉兵衛(カオルコ)

https://www.bookbang.jp/review/article/760956
3月11日、もう13年たつのか
●もう13年たったのか…。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240311/k10014385221000.html


原爆資料館の展示を動画にして、そのフィルムと、同時公開をマストに全世界で公開してほしい。
https://eiga.com/news/20240311/13/
- | 11:58 | - | -