姫野カオルコ周辺ブログ…運営&宣伝=KOGA工房

★小説家。嘉兵衛は漢字表記。「嘉兵衛」で「かおるこ」と読む。
 
ちょっと前のもの
 
モンティ・パイソン
昨日のブログに
《本屋大賞にぜったいならない青春小説。
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167920418

↑と、書いてあるのを見て、
モンティ・パイソンの何話(?)めかのエピソード(?)を思い出してしまった。

何話目だったっかなあ。
正確に思い出せないが、

黒人の男性の写真(バストアップの写真)が画面に出てきて、
ジョニー(ジョニーじゃなかったかもしれないが)だという。
「ジョニーは、すばらしい喉や音感、リズム感、歌唱力を持っている!」
と、紹介される。

1970年以前の映画の予告編みたいな
勢いのある口調で、ジョニーの紹介はつづく。

「ジョニーの歌には、ソウルがない!」
「全米でナンバーワンの黒人歌手!」
 
そして、手編みふうのセーターにベージュの、センターラインがはっきりしたスラックス、
といった洋服で、
ジョニーがにこやかに歌いながら出てきて、
「ソウルのないジョニー!」
と、はなばなしく紹介されて、
「がんばれベンジー」みたいな曲調の歌をうたうというエピソード。

青春小説『青春とは、』には、「泣けたー」がない。
「本屋大賞にはぜったいならない青春小説、『青春とは、』」
みたいだな、
と昨日のブログを見て思った。


よど号、ママ、
〜姫野嘉兵衛(カオルコ)

よど号ハイジャック事件の赤軍派が、
『あしたのジョー』を「明日のジョー」と書いたことよにより、
この事件に言及する人はみんな、
「明日のジョー(ママ)」と付けないとならなくなった。

「ママ」がわからない方は→こちらで。


我々は中3トリオの世代は、ジョーを「昨日」にしたんだよ。
声変わりしたり初潮がそろそろ来るって時に、
「あしたのジョー」だった存在が来たら、
そしたら思っていたのとちがった、と崩れていく、
という、
肉体の変化とイデアの崩れが同時に来た世代。
びっくりしてるうちに、ジョーが昨日になった。

少年漫画誌がこれだった1970年8月。


ジョーを昨日にした世代は、大学でデモしなかった。
レジャーした。
少年漫画誌はこうなった1980年。


◎坂東國男

私(姫野)は滋賀県出身なのですが、
坂東指名手配犯の実家は、とうとう家は解体されました。
ずいぶん長いあいだ、
そのまま残ってたんですね。

親の病気で滋賀−東京を往復しているので、
通過するじゃないですか。
お父さんがお詫びされたお風呂場は、
擦りガラス越しにそのままだったんですよ。
長い長いこと。

つい最近までといってよい。
(大人の時間感覚では、3、4年前って、そうなってしまう)

膳所高か石山高校か、
男子なので制服で区別できなかったけど、

通り掛かった高校生に
「きみ、この家、なにか知ってる?」
と聞いたら、
「古い家。ずっとあるけど、なに?」
と聞き返された。

あさま山荘のこと、知らなさそうだったので
いや、べつにと答えた。


なぜ、あんなことになったのか、
私は知りたかった。

人々のためになろうとやったことだったろうに、
なぜ、あんなことになっていくのか、
彼らの告白著書をすべて読んでも、
わからなかった。

なぜ、あんなことになっていくのか。
なぜなのか、
なぜなのか、
いつも、そう思うのである。

なぜ、あしたのジョーは、いつから、ジョーじゃなくてってしまったのか。
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167920418
中3トリオと同世代の皆さん、Michel.Polnareff


中3トリオと同世代の皆さんが、中3や高校生だったころから、
ポルナレフは、現在、令和6年に至るまで、
ずーっとミュージシャン現役です※

今年のカレンダーで「ずっと元気」のお裾わけをもらいました。
同世代の皆さんにも、ちょっと配りたいです。

昔はトンガってた人でしたが、
今は、やさしいおじいちゃま……になられたそうです。
(フランスでのコンサートに行かれたファンクラブの皆さんのお話から)

※日本のレコード会社がレコードを輸入しなくなったので、
日本では彼のニュースが流れなくなったため、
「あの人は今」みたいに思っている人が多いようですが、
それはまちがった事実です。

Himeno Kaoruko


知人にこの写真をLINEすると、
全員が「内田祐也?」というレスでしたが……。
深夜放送、1970年代、80年代、
エッチ話は、する人によって風合いがあって、
谷村新司さんは、健康的だった。
ちーたんは、落語的な話芸があった。
諸兄(もろあにい)は、ストレートに体験談だったので、
大人の人の話、という感じだった。

私がダメだったのは××で、
中学生ながら、下品と感じて、どうしても受け付けられなかった。
でも、人数的には、あの人のエッチ話が一番人気だったように思う。

セックスのことをエッチしたというのは
すごくいやだが、

深夜放送の、ああいう話は、猥談というのとも、
艶笑小話というのとも、ちがって、
エッチ話、というのが合ってる。

〜姫野

電車の中や、待ち時間に、軽く読むのに、まったく合ってない一冊「顔面放談」

お買いもとめの上、家でじっくりどうぞ。
石川球太先生でしたか、谷口ジロー
過日のブログ。
「高橋よしひろ、流れ星 銀 かと思ったよ」のタイトル。
「昭和館」に展示されていた少年マガジンの表紙の漫画。
答えが、わかりました。

《ブログの画像は戸川幸夫・原作/石川球太/作画の『牙王』(キバオウ)かと思われます。石川球太さんの代表作はこの『牙王』と『少年ケニア』。
この時期にアシスタントをやっていたのが、谷口ジローさん。
ちなみに牙王で検索すると仮面ライダーのキャラクターがでてきてしまいます。》


そうでしたか。
高橋先生は、きっと、子供時代にこの漫画を読んでいらしたのでしょうね。
教えていただいて、ありがとうございます。

姫野嘉兵衛(カオルコ)
高橋よしひろ、ながれぼしぎん『銀牙 流れ星 銀』かと思ったよ
高橋よしひろの『銀牙 -流れ星 銀-』(ぎんが ながれぼし ぎん)
かと思ったよ。
昭和館での展示見て。

私、このころ、女漫画しか読んでなかったので、
わからない。
これは、何という漫画?なのかしら。

〜姫野嘉兵衛(カオルコ)
https://himenoshiki.com/himefile/lettar.htm
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昭和15年生れくらいの人にお尋ね ローズもん、って何?
昭和35年くらいの俗語で
「ローズもん」
って、何?

『秋立ちぬ』(成瀬巳喜男監督)の中で使われてるんです。
シーンの雰囲気からすると、「二流品」みたいな感じだとは思うんですが。
なんでローズ?

昭和35年に成人(というか、俗語が理解できた年齢)となると、
昭和15年生れくらいかな。
ローズもん、って何でしょうか?

・・・と書いていて、ふと思った。
もしかして、「路地もん」がなまったの?
それとも藤原釜足(俳優)の発音ゆえに「路地もん」が「ローズもん」って聞こえただけ?

高級フルーツとしてビニールハウスで手間かけて作ったフルーツじゃなく、
路地で栽培したフルーツ……っていう意味で「路地もん」と言ってたのが、
しだいになまって「ローズもん」?

「秋立ちぬ」も、いいです。
短いし、みなさん、よかったらご鑑賞ください。
アマプラで見られるですよ。
「だってあんたのお母さんは中年女でしょう。中年女って怖いんですって。男に狂うと子供のことは忘れてしまうんですって。あんた、忘れられたのね」
と一木双葉ちゃん(子役)の棒読みのセリフが、棒読みだけにシミる。

〜姫野嘉兵衛(カオルコ)
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アライグマのワイアッチャ、あらいぐまのあっちゃ
毎日新聞に今泉吉晴訳「アライグマのワイアッチャ」について書いた
2023・4・22(土曜)朝刊
のですが、

キンダーブックの「あらいぐまのあっちゃ」について、
長くふしぎだったことがあります。

昭和45年以前は、日本の社会で、乳幼児を預かる施設がそんなになかった。
とくに昭和25年〜50年は、高度経済成長期であり、
日本の家庭の日中は、専業主婦+おじいちゃんおばあちゃんが家にいる、という状態が多かった。

農家の婦人は労働の担い手であったが、
建物としての家の近くで働いていたし、
家の中にはおじいちゃんおばあちゃんのどちらかがいる、という状況の家が大半であった。

そのため、幼稚園は、小学校の準備期間として1年だけ行く、ような感覚で各地域に存在していた。
そしてそこは公立であることが多かった。

でも保育園というものがあった。
そこは「幼稚園に行く前にいくところ」だった。
私立だった。

そこに通う子というのは、非専業主婦の家、家に祖父母がいない、家が商売をしているため大人は店に出ている、ような子であった。

よって
「幼稚園には行ったが保育園には行かなかった」という子
が、昭和40年代(私が小学校時代)にはよくいた。

**

幼稚園(たいていの子がいくところ)が夏休みに入ろうとする日、
私はキンダーブックを、深尾先生からわたされた。
幼稚園でとっていたので、毎月、担任の先生がわたしてくれた。
星組だったので「キンダーブック」だった。

そのキンダーブックの8月号が、「あらいぐまのあっちゃ」だった。

「あれえ?」
私は思った。

だって、それは保育園(幼稚園の前に行くところ)でも、
一度、もらっていたからだ。
「なんでまた、同じのくれるのだろう」
ふしぎだった。

**

毎日新聞に、「あらいぐまのあっちゃ」のことを書こうとして、
調べたところ、キンダーブックであらいぐまのあっちゃが出たのは
昭和37年。私が保育園でもらったのはこの号だったのだと思う。

幼稚園の夏休みは39年の夏だ。
同じ表紙で、同じ8月号。

なんで、同じものがまた配られたのだろう?

ふしぎだなあと、ずーっと思っていた。

ときどき、同じものを再刊して配布してたのかな?

〜姫野嘉兵衛(カオルコ)

↓の紹介文「昭和30年代」となっていますが、ちょっと違うような…。
「1960年代」としたほうが的確だと思う↓
https://www.amazon.co.jp/%E3%81%A1%E3%81%8C%E3%81%86%E3%82%82%E3%82%93-%E6%96%87%E6%98%A5%E6%96%87%E5%BA%AB-%E5%A7%AB%E9%87%8E-%E3%82%AB%E3%82%AA%E3%83%AB%E3%82%B3/dp/4167679248
木村拓哉のこれ、最高です/先生、キスしたことありますか? 南アルプスの天然水
あー、そうか、このCMの子か。
このCM、鮮烈だったよね。
https://www.youtube.com/watch?v=ybzL3nLZtgI


〜姫野
(2023年9月に出る「顔面放談」単行本増量する原稿のため、歴代の「伊豆の踊子」を見て、一人で「伊豆の踊子フェア」を開催している)

これまで……中略……、いろいろな点から百恵&友和バージョンが第一位。
……と思っていたが、
キムタク&早勢美里バージョンの存在を知って、いっきにランキングに変化が。


キムタク、最高ですよ。
美里ちゃん、最高。
柳沢慎吾、も。

未観賞なのがあるんだが、たぶん、キムタクバージョンだけが(キムタクバージョンがあまりによかったので、以降にキムタク版を真似したものが増えていなければ)
キムタク版だけが、これまで(の映画化)とはラストが違っていて、

それがすごくいい。
ほんとにいい。

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長浜の写真


滋賀県長浜にある、長浜タワーというレトロな建物です。

〜姫野嘉兵衛(カオルコ)
★2009年11月18日ブログ再アップ

「ちがうもん(文春文庫)」は滋賀県の子供時代の記憶をもとにした短編小説集。
https://www.amazon.co.jp/%E3%81%A1%E3%81%8C%E3%81%86%E3%82%82%E3%82%93-%E5%A7%AB%E9%87%8E%E3%82%AB%E3%82%AA%E3%83%AB%E3%82%B3-ebook/dp/B00HSDHNNY

キンドルで読めます。
キンドル(電子書籍を読む専用のキカイ)は、画面が紙のようで、
読みやすい。

ところが、この専用のキカイを持ってる人の数は、
まだまだ少ない※。

だったら、スマホで読めるから。
スマホで、キンドルのアプリをダウンロードして(無料)、
それから読めば、スマホで、
本を持ち歩く必要もなく、ちょっとあいた時間に、
ちょっとずつ、読んでいけます。

キンドルアプリは、

・アンドロイドの人用は↓
https://www.amazon.co.jp/amazon-com-kindle-for-android/dp/b004dlpxao

・アイフォンの人用は↓
https://apps.apple.com/jp/app/kindle/id302584613