姫野カオルコ(嘉兵衛)のブログ…運営&宣伝=KOGA工房

★小説家。嘉兵衛は雅号。「嘉兵衛」で「かおるこ」と読む。
 
ちょっと前のもの
 
『彼女は頭が悪いから』について、松岡茉優ファン、初老男性(55)インテリ、
若い編集者からメールで「初老のインテリの男性が感想をブログにあげていましたよ」と教えられたんですが、これはアンドレさんですね……。編集さんは「初老男性(55)インテリ」というツイッターからたどったらしい。
姫野よりアンドレさん、単行本も電子も買ってくだざってありがとうありがとうございましたm(_ _)m

アンドレさんのブログの『彼女は頭が悪いから』

ささやかな御礼に、アンドレさんには車中での待ち時間に、この動画などを……。
KOGA工房、彼女は頭が悪いから、感想
ジキル古賀のヒメノ式で行こう、「彼女は頭が悪いから」について 更新されています(KOGA工房)
彼女は頭が悪いから、無料、立読みできます 、文春BOOKS
『彼女は頭が悪いから』、文春BOOKSで、無料で立読みできるみたいです。
彼女は頭が悪いから、発売中
新刊の表紙など、出ています。
姫野カオルコ(姫野嘉兵衛)公式サイト。
最近況

ジョン・エヴァレット・ミレイの「木こりの娘」についてはここを。
KOGA工房


7月18日(水曜)の今日は、芥川直木の発表の日なんですが、それで書店さんも文芸コーナーを広くとってくださるだろうからと、『彼女は頭が悪いから』が首都圏発売します。
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Ophelie flagrant des lits polnareff
ポルナレフ大会(POLNAHO 会)で、Ophelie flagrant des lits について話しました。lits=ベッドですし、オフェリーはベッドで目に余るというようなかんじで歌われてるのですが、litsには「川床」という意味もあるので、もしかしたら……、あるていどパロディ化されたオフェーリア、つまり、ハムレットから「尼寺へ行け」と言われて水死自殺するような貞淑で清純な女という原作を、ハムレットの気をひこうとして、淫乱になるオフェーリアというパロディは、現代演劇ではときどきとりいれられるので、それを歌ってるのかなと、思ったりした、ということが言いたかったのです。

ジョン・e・ミレイ描くオフェーリアの絵

同じく・ジョン・e・ミレイ描く「木こりの娘」
伊香保に泊まるなら、森秋旅館? 姫野カオルコ、4弾め 

5月1日(2018)は第(4)弾です。

(4)森秋旅館に泊まる

 

4弾なる再暗黒シリーズ。本日は森秋旅館のパンフレットがおもしろい。ぜんぶ写してきたかったが、長いのと、ガラスに額装してあって写真をとっても反射するし、だいいち字がノミのように小さいのでルーペでないと読めない。そこで老眼鏡をかけかけ、スマホのリコーダー機能で読み上げたのをテープおこし(?)した。スマホのリコーダー機能をはじめて使って、使い方がよくわからなかったのと、残り時間を気にしながら、ノミのような字を読むのも苦労。お若いときにはこんな苦労はなかった(T_T)

 

●さて、まだヨコガキも、右から左へ書いた時代(明治末期か大 正?)のパンフレットの文面はこうだ↓

自然の風光に親しみながら二、三日静養にでもと思し召したら、まず伊香保へおいでくださいませ。弊館は眺望第一の位置を占め、空気清澄 四季不変の温泉気分とが、皆様のご来遊をお待ちいたしております。ぜひ一度、杖を曳かれんことを。

榛名山の中腹二千八百尺の高所にありまして 信越の連山、両毛の平原を一望に、玲瓏玉なる霊泉は……(ここでお掃除の人がいらして、よく読めなくなって、録音が不明)……真に山岳温泉として理想の地であります。ご保養にご静養に、ぜひ伊香保へ。

どうです!

なんと風情のある文体!「再暗黒の東京」の文体になじみつつ、このパンフを読むとバッチリな観光となりませう。

「三日静養にでもと思し召したら」 「ぜひ一度、杖を曳かれんことを」 だって!。風情〜(^0^*

では昭和のものは、またあしたね。

 

あ、そうそう。森秋旅館は、お食事、おいしかったですよ。冷酒を飲むなら「水芭蕉」にしてください。ただ、レビューを見ると文句言ってる人も多い。こういう人は、たぶん、中国の大人数団体客と同じ日に泊まってしまったのだと思う。団体客といっしょの日になると、どうしても接客が苦しくなるからね。私が泊まったときはわりとすいてたときだったので、接客もお料理もおいしかったです。古いけどね。そりゃ古いよ。↑みたいな文体のパンフ出してたころからあるんだから。

tw.by姫野カオルコ(姫野嘉兵衛)=作家。http://himenoshiki.com。ウィキ=https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A7%AB%E9%87%8E%E3%82%AB%E3%82%AA%E3%83%AB%E3%82%B3

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(3)伊香保に行きたくなる

「再暗黒の東京」を読んだ人は必ずといっていいほど伊香保温泉に行きたくなりますね。解説の坪内祐三さんも書いておられますが、この本では伊香保の章がいちばん目立ちます。すごいですね、伊香保温泉の過去……。

それで、わたくしも伊香保温泉の階段をのぼってみたくなりました。こんなところの下に住んでたのかと。

 

伊香保に行ったときは森秋旅館というところに泊まりました。この旅館が古かったからです。そして、ものすごくおもしろいものを発見!この旅館が明治のころ、大正のころ、昭和戦前に出していたパンフレット。

 

文章というのはその人がその国の人なら、たいていの人が読めるわけです。でも、時代によって「流行の文体」というものがあるんだなと、如実にわかる3例。

ゴールデンウィーク、いまから伊香保温泉にいこうか、どこに泊まろうかと計画されている方は、森秋旅館へゴー。

パンフレットについての詳細は、またあした。連休中、ゲラ推敲でものすごくテンパッてるので。

http://www.moriaki-ikaho.co.jp/

 

(2)岩波か講談社か、どちらの版がいいか?

Amazonにかぎらず、書評というものを極力見ないようにしている私ですが、古典(明治以前)については、このルールではありません。それで、Amazonで「再暗黒の東京」についてのレビューをちょっと見たら、「講談社文庫のイラストの印刷が不鮮明だから、入手できるのなら岩波文庫をおすすめする」というものがありました。

私は両方読んだのですが、21世紀の読者には、どちらかというと講談社学術文庫のほうをおすすめする。講談社文庫に収録された当時のイラストが〃歴然と〃不鮮明だとかズレがあるとも思われない。「比較したらまあそうかもしれないみたいなっていうか」程度ではないかな。それに岩波文庫が入手できたところで紙が古びているから、やっぱり不鮮明だと思うよ。

それに個人的には、岩波文庫の、注釈の入れ方がキライ。わかりにくい。やっぱりそのページ内に注釈があってほしい。その点、講談社学術文庫版は、注釈が、本文と同じページ内にあってわかりやすい。ただ、注釈なのか、たんなる( )書きなのかの区別がわかりづらい欠点があるが、それをふまえてもなお、読み進めやすさが勝つ。

それから、講談社学術文庫のほうは、坪内祐三さんの解説入り。この解説も、「再暗黒の東京」が明治期に出た背景を簡潔に解説してあって、とてもよい。そうかそうなんだ、潜入ルポでありながら、この全編にわたって流れる、あの情感はロマン派なんだと、ほんとに解説してもらえる。

 

(1)衝撃の潜入ルポとして有名なこの本は、岩波文庫から出ていて、読む者みなを驚嘆させていたが、絶版になっていた。それが講談社文庫から、また出たので、未読の方はぜひお読みください。一行一行、衝撃です。

岩波文庫には著者=松原岩五郎の写真が出ていたが、講談社文庫には入っていない。でも注釈の入り方が講談社文庫のほうがわかりやすい。

しかし松原岩五郎は、こんな潜入ルポをして健康をそこなわなかったのだろうか?病気感染、寄生虫感染、だいじょうぶだったのだろうか?

 

☆↑は「再暗黒の東京」(松原岩五郎・講談社学術文庫)について、日を変えてコメントしてゆくシリーズです。番号が若いのが古い日付です。

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終業式、姫野カオルコ、角川文庫

京女に行ってたら……おっと、全国のみなさん、「京女」って「きょうおんな」じゃないのよ。「きょうじょ」。京都女子校の略ね。

きょうじょ(京女)を中3のとき受けた。あのとき、県立に行かずに私立別学に行ってたら、どうなってたんだろうな、と思うことがたまにある。

共学の、公立の、高校の、日常を(1970〜80代)、手紙やFAXやメモだけで綴る「終業式」角川文庫。

終業式、角川文庫、姫野カオルコの帯の「私が」って誰?と話題になっているそうです。角川書店営業部のkさんのこと。

実は姫野カオルコの本の中で、売れているのは「終業式」「ABOAB」それに「読書をたのしもう(岩波ジュニア新書)」なんです。。。

見明凡太朗でした、村田知栄子の夫だったのか tw姫野カオルコ

過日の「風速七十五米」の良心的な建設会社の社長(ヘイドモンジョの叶順子のお父さん役)は見明凡太朗さんでした。そうか。3−7ケイコちゃんしらべ。「最も危険な遊戯」「超人バロム1」にも出ている。

そうか「カルメン故郷に帰る」に出てた?しかし、そうか、村田知栄子と結婚してたのか!そうかー。

村田知栄子といえば、もっとも私を泣かせた女優。ジュリエッタ・マシーナか村田知栄子かってくらい。「永すぎた春」の、ラストは葛西善蔵の「子をつれて」とせるよ、まったく。

tw.by姫野カオルコ(姫野嘉兵衛)=http://himenoshiki.com。ウィキ=https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A7%AB%E9%87%8E%E3%82%AB%E3%82%AA%E3%83%AB%E3%82%B3

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宇津井健、水戸黄門、風速七十五米 tw姫野カオルコ(姫野嘉兵衛)

風速七十五米、昭和38年大映、この映画ですでに宇津井健はザ・ガードマンの気配だ。

https://www.amazon.co.jp/%E9%A2%A8%E9%80%9F%E4%B8%83%E5%8D%81%E4%BA%94%E7%B1%B3-DVD-%E5%AE%87%E6%B4%A5%E4%BA%95%E5%81%A5/dp/B000FHVVFG

それでですね、私は大映映画が好きですが、かんちがいさせているかもしれませんが、「なつかしくない」ですよ。なつかしくて見てるわけじゃない。大映映画を夢中になって見たもんだ、という世代は私より10歳くらい上の世代ですね。ジムで同世代の人としゃべっても、だれも京マチ子の映画見てないもん。なつかしくて見てるんじゃなくて、日本映画がめちゃくちゃパワーあった時代の作品がおもしろくて見てるのと、もうひとつは1950〜60年代の基調な日本の光景が興味津々、ものすっごくおもしろくて見てる。

 

これはもう映画の圧倒的勝利で、このおもしろさは映画にしかない。だからこのころの映画は、何見ても、その話がつまらなくても、この点はたのしめるのが保証されてますから、やめられないですよ。

 

それで、さて、風速七十五米は、製薬会社のネオンの立派なのが完成して、そのお祝いに屋上でパーティが開かれて、テープカットするのが、「・・建設のおじょうさんにテープを切っていただきます」って、いまなら考えられないような人が(ネオンをつくるのをうけおった建設会社の社長の娘さん)カットしている。その役が「痴人の愛」でナオミをやった叶順子、へい、ドモンジョ、だ。

この映画では、へいドモンジョな雰囲気ではなくて、叶さんは映画ライトで目をいためて早くに引退したが、もっと長くやっててほしかったな。

 

季節は夏で、スクリーンの中の、会社のシーンも家の中のシーンも、みんな冷房は、扇風機。宇津井健は「台風は危ないんだ」と言いながら、どのシーンでも腕を拭く。そうか、この時代、サラリーマンは腕にも汗をかいたんだなとは思うが、ほかの男優が額や首を拭くのに対し、宇津井はとにかく腕を拭くのが印象的だった。

 

この映画は「黒のテストカー」みたいな、企業サスペンスで話をもっていこうとして、そこに当時としてはすばらしい迫力の、いまみてもすばらしい特撮をいれこんだ。そのため、作品としてはどっちつかずになったきらいがありますが、そんなことはもう大映を見ているとたのしくて、どうでもよくなる。

 

自然を侮るな、人間は奢るな、という警鐘を鳴らすドラマにしていくつもりなのが、田宮二郎の格闘シーンになると、動きがかっこよすぎて(それはもう、ほんとにかっこよくて、プロポーションもほかの俳優とはぜんっぜんっちがうため、ほんとにかっこよくて)「娯楽映画〜!」になってしまい、ますますどっちつかずになるのだった。そこがおもしろかったが。

 

そして、田宮二郎というひとは、あまりにかっこよくて、それが架空なかんじして、すてきとかどっきんとか、あるいは女性が夢の中で、抱かれたい俳優としておもいえがくようなタイプにすこしもならない。ショールームにかざってあるなにかみたいな、ザ・フィクション、というかんじなんだよね。こんな俳優いないよ。ほんとに早死にしてもったいない。次男はお父さんによくにてたのに、これも早死にしてもったいない。美男薄命だ。長男はおかあさんに似ている。おかあさんがまた、日本映画史上、屈指の美人で、フジはフジでも山本富士子より田宮夫人のほう整った顔ではないかと(CGグラフィック的に)思う。こんな美女と結婚するところがまた、田宮二郎の「ザ・フィクション」なところだ。

 

ドモンジョ叶順子のお父さん(建設会社の社長)が、私には佐野浅夫に見えるんだが、あれ、だれですか?キャストを検索しても出てなくて。佐野浅夫にしては昭和38年なら、もっと若いはずだから、ちがうのか。うーん、昨日のブログに書いた、あの謎のおっちゃんに、聞きたいところだ。

tw.by姫野カオルコ(姫野嘉兵衛)=http://himenoshiki.com。ウィキ=https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A7%AB%E9%87%8E%E3%82%AB%E3%82%AA%E3%83%AB%E3%82%B3

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