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★小説家。嘉兵衛は雅号。「嘉兵衛」で「かおるこ」と読む。
 
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綿谷りさと角田光代ですか?/出雲市 K.I さんからの質問に答えて

【(Q)  『桃、もうひとつのツ、イ、ラ、ク』の解説にある「20代の女性作家」というのは綿谷りさで、「40代の女性作家」というのは角田光代ですか?】 ←出雲市 K.I 様 からのお問い合わせ

(A)回答 by 姫野カオルコ

ちがいます。
解説を書いてくださったのは小早川正人さんです。
初稿では名前が明記してありました。初稿を私も見ておりますので、ちがいます、とはっきりお答えできます。

ということで、K.I さんへの回答はここまでとして……。実は私はこの御質問にすごくびっくりしたのです。「ええっ、どっからこのお二人の名前が?!」と。
初稿では名前を明記していた小早川さんが、明記をやめて、「20代の作家」「40代の作家」としたのは、「わざわざ明記しなくてもだれにでもわかるだろうから、へんなふうに固有名詞にひっかからせないほうがよい」という判断からでした。
つまり、解説者も著者も、それくらいだれにでもわかるものだと思っていたで……。

『ツ、イ、ラ、ク』が出たのは2003年11月です。2003年11月時点で、綿谷さんは10代で角田さんは30代です。解説にある2作品はどちらも映画化されました。「原作も映画も全女性が泣く」作品です(泣くとされています)。すみません。私自身は両方とも未読で、映画も見ていません。

『ツ、イ、ラ、ク』は「笑える恋愛小説」です……というのは語弊があるでしょうか。では、「恋愛小説が苦手な人のための恋愛小説」と言えると思います。

解説にある二作は『ツ、イ、ラ、ク』と正反対の作風として、「恋愛小説が好きな人のための恋愛小説」例に出されたのだと思います。

ただ姫野カオルコという作家がとにかく大嫌いだという人の数も多いので、そういう人は笑える恋愛小説だろうが恋愛小説が苦手な人のための恋愛小説だろうが、名前もいや、顔もいや、ぜんぶいやだと思います。なにかを好きだとか嫌いだとかいうのは、結局そういうことであり、そうした理屈ではない感情のひとつが恋愛でしょう。
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4041835151.html

(2010・7・10・掲載記事再アップ)

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