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★小説家。嘉兵衛は雅号。「嘉兵衛」で「かおるこ」と読む。
 
ちょっと前のもの
 
サービス料をとってタバコを吸わせるのか? by姫野カオルコ(姫野嘉兵衛)

その店は、料理がおいしい。
店員さんの気遣いもこまやかで、どの客にもやさしい。
トイレもきれいにしてある。
インテリアもよい。

みんなよいのだが、禁煙ではない。

いまは喫煙者が2割なので、タバコを吸う客にはそんなに遇わないのだが、このあいだは2人いた。
2人いるだけで、店内がタバコの匂いでいっぱいになった。天井が低いためである。

いつも、この店は、おにぎりの海苔がふんと、ものすごくいい香りで出てくるのに、タバコの匂いのおにぎりになってしまった。あぶりウニもタバコの匂いつき。ワインもタバコの匂いつき。

この店は、サービス料をとる店である。
なのにタバコを吸わされるのはかなわない。店員さんの、こまやかな気遣いもタバコでだいなしである。つまり、どんなに気遣いをしても、禁煙ではない店というのは、もっとも気づかうべきことを気づかっていない店だ。

タバコを吸う人は悪くない。
店がどうぞ吸ってくださいと言っているのだから。

つまり、禁煙ではない店というのは、自分の店の料理を自分でバカにしている店だ。
「うちの味は二流でございます。味に気をつかっていません」と言っているのと同じだ。

タバコを吸う人に文句を言うのはおかしい。
タバコを吸いたい人は吸えばよい。

禁煙の店に愛煙家が来た場合、愛煙家は「ちょっと表でタバコを吸ってくるね」と、タバコタイムをたのしめるし、非喫煙者も料理をたのしめる。両方ともたのしめる。
なぜ、2割の喫煙者にだけ、飲食店はこんなにも「こまやかな気遣い」をするのか?