姫野カオルコ(嘉兵衛)のブログ…運営&宣伝=KOGA工房

★小説家。嘉兵衛は雅号。「嘉兵衛」で「かおるこ」と読む。
 
ちょっと前のもの
 
雨宮塔子、小泉今日子、滋賀県とパソコンと3−7 fm姫野

東京都のロクさん(読者)から、おしらせをいただいた。

「ググったら、ちょっと前(2014年)の調査結果ですが、パソコンの都道府県別普及率が出ていました。滋賀県はデスクトップパソコンが全国11位(36.6%)、ノートパソコンが全国1位(66.8%)だそうです。滋賀県平均では2/3の世帯にパソコンがあるようです。ちなみにスマホの普及率も一位でした。また懸案のインターネットの利用率は昨年度末で全国6位だそうです。

http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h28/html/nc252110.html

このおしらせを読んで「えーっ、それなのに、3−7のみんなのあの大正時代然とした通信状況は何〜」と思っていたら…。

北名古屋市のS田さん(読者)からも、おしらせをいただいた。

「ガラケーでも着信拒否を個別に設定できます。でも姫野さんの同級生の方には無理でしょう」

とブログに書いたところで、3−7の人は2人以外は見ないし、3−7以外の人には関心のないことだし、ああ、今となってはむかし、スピリッツで連載していた「平成の歩き方」を思い出したよ。

イカ釣り漁船で働いている漁師が文学青年で、イカ釣り漁をする自分の暮らしの中での感情をこまやかに綴った小説を書く。「それは、人間の心の襞を描出したすばらしい作品で、読んだ人は胸を抉られ涙する小説なのだが、残念なことに、世間の人のほとんどはイカ釣り漁船で働く青年の生活に関心がなく、イカ釣り漁船で働く人のほとんどは小説を読まないのだった」というようなくだりがあり、まだ「ひと呼んでミツコ」を書く前の、若かったころの私はこのくだりにいたく胸を打たれた。人生のかなしみを見て。

それを思い出したよ。雨宮塔子のエッセイはパリでの暮らしだもん。中山美穂の元夫もパリだもん。ここで「私も目がロンパリです」と言うとさ、男が言うとメジャーなセンスとして受け入れられるが、女が言うとイタいと思われるのが、これまたやはりメジャーなセンスで、ああ、まだまだメジャーなセンスの修行が足りんわい。でも、言いたくなる。私は目がロンパリ。パリに住んでたサルトルも。

雨宮塔子には「その後のサハリン」というタイトルで日ソ不可侵条約を裏切って外国になってしまった島での暮らしをエッセイにしてほしかったし、小泉今日子には「週末は葛西善三とつきあっています」と言ってほしかったなあ。太宰じゃなあ。