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★小説家。嘉兵衛は雅号。「嘉兵衛」で「かおるこ」と読む。
 
ちょっと前のもの
 
加賀まりこの家、長谷川一夫の顔を切ったやくざ、 tw姫野カオルコ(姫野嘉兵衛)

映画が始まるのを待っていると、知らないおっちゃんが声をかけてきて「すみませんが、週刊文春の映画のページをちょっと見せてくれない?」と言う。私は文春を読んでいたわけではない。ただ映画が始まるのにそなえてスマホを切ったりしていただけだ。でも、たまたま鞄の中に文春が入っていた。(なんでわかったの??)と思ったが、まあ、持っていたから、映画のページを開いてみせた。

 

すると、おっちゃんはふんふんと、とりあげられている映画をみて、「ありがとう」と言ったので、私は文春をしまった。するとおっちゃんは「いま、週刊新潮を読んでたんだけどさ、××子さまは婚約破談だな」と言う。「はあ」「・・さまが悪知恵で破談にするんだろう。かわいそうに××の初孫なのに。どう思う、・・さま、悪知恵だよね」。映画館は、これから映画がはじまるのでシーンとしているのに、そんなところで・・さまが悪知恵と思うかどうかをきかれても。

 

だまっているとおっちゃんは、「お姉さんは、田宮好き?」と訊く。「田宮好き?」という部分の「好き」は、すべるスキーのイントネーションで、「田宮好きー?」と訊く。「はあ。大映が好きです」と答えると、「えー、そうかい、大映が。そうかい、へー、大映が」とおっちゃん。「ね、六本木(六本木と言ったようなきがするがちがう地名だったかな)に・・・組ってのがあるんだよ。やくざの・・・組。そこのやつが、長谷川一夫の顔を切ったんだ。大谷がさせたんだな。やめるってんで。そんでそいつが切った夜、大谷といっしょに陰にいたのが永田社長だ」「はあ」「なんでもきいて。おれ、裏話、なんでも知ってるから。そんでね、永田社長が愛人を映画に出させてるんだ、なんていう女優かしってる?」(……うーんと、女優を愛人にしたんじゃない、愛人を女優にしたんだ、と言ったのは大蔵貢社長だしなあ…永田社長の右腕の娘なら、加賀まりこだよなあ…)と考えていると、おっちゃんはじれて、答えを言ってくれた。「中田康子」。

 

そうするうちはじまるブザーがなったので、おっちゃんはどこかへ行った。

そのとき見たのは田宮二郎だけが出ている映画ではなくて、風速75メートル。田宮二郎がこの映画で初めて出てくるシーンは風呂場から腰にバスタオルをまいて出てくる。

(そういえば…)

そういえば、田宮二郎は、すごくシャワーシーンやふろあがりのシーンが多い。これは当時、大映としては女性観客にサービスしていたのではなく、きっと男性ファンにサービスしてたんだと思う。大映の映画の話をすると長くなるので、やめておく。

tw.by姫野カオルコ(姫野嘉兵衛)=http://himenoshiki.com。ウィキ=https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A7%AB%E9%87%8E%E3%82%AB%E3%82%AA%E3%83%AB%E3%82%B3

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