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★小説家。嘉兵衛は雅号。「嘉兵衛」で「かおるこ」と読む。
 
ちょっと前のもの
 
作家などという肩書は、これまでちゃんとやってきた職業に不要では? fm姫野カオルコ(姫野嘉兵衛)

職業名を書かないとならないときがある。
その代表は、確定申告のときだ。
私の場合、著述業と書いている。税務署の用紙に「著述業者用」というのがあるので、それにいろいろと書いて提出する。

でも、だいたい、自由業と書いている。
映画の試写を見てのコメントを求められたとき。映画配給・宣伝会社の用紙には「肩書」という欄がある。
私のほかには楽士(ミュージシャン)さんや俳優(男優女優)さんがコメントしているので、これだと自由業という業種別名ではおかしいと思って、「著述業」と書いていた。
そしたら宣伝会社の人から、「著述業というのは、あまりふだん使わないのでわかりにくいので、作家か小説家にしてください」と言われ、いまは「小説家」にしている。

「作家」だと、漫画家も版画家も陶芸家も作曲家も、みんな作家だから、作家のうちの漫画家、作家のうちの陶芸家、作家のうちの小説家、と思って、そうしている。が、作家というと小説家を指す狭義の場合もあるし、掲載時のほかのひととの合わせ方もある。まあ、このへんはその時々の状況に合わせている。

その人が主に収入を得ている方法が、肩書、である。

手塚治虫先生も「手塚治虫=医師、漫画家」とは書かなかった。


たとえば、ある50歳の人が、これまでに1枚だけ、CDを出した(自費で)とする。その人は、六本木に駐車場を持っていて、それで高収入を得ている。と、その人の肩書は「駐車場経営」で、だめなのか? あるいは不動産業とか。

ミュージシャンのAさんが、自伝小説を出した。売れた。
でも、その楽士さんの肩書は「音楽家」だと、私は思うんだけど、ちがうの?

だって、滋賀県甲賀市忍者町1-20の藤丸さん(50歳)が、「これまでの自分の人生を書こう」と思って、自伝を書いたとする。すぐれた自伝だったとしても、すぐには出版できない。すぐに出版するのなら自費出版になる。
でも、売れない。
なぜかというと、滋賀県甲賀市忍者町1-20の藤丸さんのことを、多くの人は知らないからだ。
Aさんの自伝小説が売れるのは、「Aさんが〃ミュージシャンとして有名〃」だからだ。

Aさんの小説が売れることは何も悪くない。
でも、Aさんが、自分の肩書を
「A(作家・ミュージシャン)」
というふうに変えるのは、わけがわからない。

女優のBさんも、2冊、3冊と、小説を書いている。
すぐれた小説だったとしても、すぐれていなかったとしても、すぐに出版できるのは、Bさんがとても有名な女優だからだ。
売れたのも、Bさんが有名な女優だからだ。
すぐれた小説でも、売れない小説はいっぱいいっぱいある。
でも、Bさんも
「B(作家・女優)」
という肩書に変える。

なんで?

Aさんも、Bさんも、「ミュージシャン」でいいじゃん。「女優」でいいじゃん。
というか、「作家・ミュージシャン」とか、「作家・女優」って、ダサくないか?
よい、わるい、というより、ダサいと思うんだが。

2018年現在、作家という肩書は、「かもじ職人」とか「ろうそく屋」とか、絶滅危惧種なので、「もう古い作業なのだが、こういう職業もあることを世の中に知らせたい、」という思いなのだろうか?

(注・2018・11・8ブログ再アップ)




*すばらしい俳優のCさんが、映画監督をしたとする。
映画監督として、2本撮ったとする。

すると、肩書を、、
C=映画監督、俳優

と変えるのも、なんで?と思う。

「ああ、こんどのこの映画は、Cさんは出てなくて、監督をしているんだ」
と、みんな思って、それだとだめなの?

さいしょっから、監督もやって、俳優もやってる人なら、なにのなにがし=俳優・映画監督 でいいよ。でも、俳優として有名で、それで映画監督やるようになって、優れた映画を撮ってくれたら、それはよいことで、でも、肩書は、「なにのなにがし=俳優」でいいと思うんだが。

だめなの?

そりゃ、いろんなことしてる人いるよ。
声のふきかえ、司会、舞台、インタビュアー、自伝エッセイ、どれをやっても人をたのしませる才(タレント)のある人いるよね。そういう人が「なにのなにがし(タレント)」という肩書になってたほうが、スタイリッシュじゃないか? 

(注・2018・11・8ブログ再アップ)
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