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★小説家。嘉兵衛は雅号。「嘉兵衛」で「かおるこ」と読む。
 
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姫野カオルコtw、体育の時間に女子が強制的に履かされてきたパンツ、なんであんなエロパンツを学校は女子生徒に長年履かせてきたのか?
(姫野カオルコtw. )日経新聞、夕刊、「こころの玉手箱」、5月24日(金)の思い出には、タカムラトモコちゃんが出てきます。きれ(布)をもらったから。トモコちゃんとこの工場の布は、ジャージー素材が多かった。ジャージー素材は、今でこそ、そのへんにいっぱいありますが、1968年とか67年にはそんなになかった。

だって、体育の時間に着なくてはならなかった「体操服」は、「トレパン」「トレシャツ」とみんな言っていた。色は城のみ。トレシャツのほうはまだ、伸縮性のある素材だったが、「トレパン」のほうは、木綿100%で、固くてごわごわして、ちっとも運動しやすくなかった。

まだ、町の洋品店で売っている、子供向きのズボン(ジャージー素材で、ゴムウエスト)のほうがずっと運動しやすかったのに、わざわざ、かたくてごわごわする「トレパン」をはかなくてはならないのだった。ものすごく、公立学校の、融通のきかない、現場を知らない人がルールを作った例の、最たるものだった。

『ツ、イ、ラ、ク』(角川文庫)の中には、女子中高生が、公立学校規程により「はかされた」、体育授業用のパンツについて、激しい怒りがある。
あの体育の時間のパンツ。おしりの形をむきだしにする、あのパンツ。「13歳から18歳」の「処女であることを前提とした若い女」の年令の時期には、学校側は「処女であること=清純であること」を求めているのに、あのパンツは、まるで、エロそのものを表に出したデザイン、である。

あの矛盾に学校側が気づいたのは、わりと最近で、1990年に入ってから、ようやく学校の体育の時間での女子の体操着は、ジムのインストラクターがはいてるような、ストンとした(サクンとした)膝丈のハーフパンツになるのである。

どうかしてるルールだった。『ツ、イ、ラ、ク』はぜひ、1970年より前に生まれた人に読んでほしい。
私は、あれが、高校生に読まれるのが、心痛でならない。

あれは、10代20代で読んだところで、おもしろくないと思う。書いた本人が言うのだからまちがいない。あれは、35歳以上でないと、なにがおもしろいのかわからないって。
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