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★小説家。嘉兵衛は雅号。「嘉兵衛」で「かおるこ」と読む。
 
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川崎市幸区の、O.H様へ。2019・12・5 姫野嘉兵衛(カオルコ)より。
川崎市幸区の、O.H様
2019・12・5
姫野嘉兵衛(カオルコ)


30代女性のOさん、拙著をお買い上げ下さいましたこと御礼申し上げます。
お手紙もありがとうございました。

Oさんのお父様は知能が高くていらした。
遺伝上の大多数の例として、父親アの第一子イが、異性子(女の子)であった場合、アの特性をイは強く受け継ぎますから、Oさんのお姉様はOさんのお父様の高い知能を受け継がれてお生まれになったのでしょう。

さらに。
Oさんのお母様は、Oさんのお姉様同様に、高い知能の父親(Oさんの母方祖父)の異性子ですから、その特性を強く受け継いでお生まれになったのでしょう。
そんなお母様とお父様から生まれたOさんのお姉様とOさんご自身なわけです。
ご姉妹ともに高い知能の遺伝のもとに、この世にお生まれになった。

Oさんも、Oさんのご親族みなさんも、このことを幸いとし、よろこばれて、当然だと思います。
自然なことだと思います。
「ああよかった、幸運だった、神様、ありがとう」と手放しでよろばれるのが、自然なことだと思います。

 そして、Oさんの次姉様が、二番目の子であるがために、長姉様とは反対のこと(反対の生活習慣、反対の遊び、反対の趣味)に無意識に惹かれ、惹かれたために、その結果として、学校の成績も長姉様とはやや反対になってしまうのも、自然なことだと。

 さらにそして、その次姉と長姉を、Oさんのお母様が「比較してしまう」のも、古くから浄瑠璃でも定番となるほど、親というものの性であり、これまた自然なことだと思います。

 さらにさらにそして、Oさんが、こうした周囲の状況に、思春期のころから、なにかしら疑問や違和感を抱かれたことも、自然なことだと思います。
 
ただし。
Oさんの違和感は、Oさんが遺伝的に受け継いだ高い知能と、高い知能が獲得しえた経済的に潤いのある生活環境がなしえた、Oさんのご聡明さによるものです。
加えて、Oさんは、上の二人のお姉様と十歳以上離れていたがために、時代的世代的に二人を(意識的ではないにしろ)観察する余裕ができていたことも幸いして、ご自身のご聡明さを身につけられたのだと思います。 

 恵まれた遺伝と、恵まれた生活環境から、Oさんのご聡明さが形成されたことが、自然だと思うという意味で、「自然なことだと思います」と言うのです。

 本来なら、Oさんのご一族のような恵まれた遺伝と恵まれた生活環境からは、Oさんのようなご聡明な人が育ち、社会に出ていかれ、社会で活躍され
(会社努めや自営業でなくても、福祉団体でボランティア活動されるといったような社会的活躍も含め)、
優秀さゆえに周囲を佐利〈たす〉け、
それゆえに周囲の人々の心からの尊敬を受ける。
これは実に自然なことだと思うのです。

「さすがは東大ね」と言われるべきは、こうした自然な誇りによるタフネスであり、それこそが、自然な「東大卒のプライド」だと思います。

(注・東大一校に限りませんが、最たる象徴として大学名を出しています)

 ところが、東大に入学できるような優れた知力を持ち合わせ、恵まれた生活環境により、その知力をブラッシュアップして人間形成されて自然であるはずなのに、
それが全くなされないまま、
「東大に入って、東大を出た」というただ一つの、たんなる事実「だけ」しか、肉体にも精神にも存在しない人が出来上がってしまうことが、時にあるのでしょうね。

 この奇形的な結果を不自然と呼ぶべきだし、哀れだと感じる人も少なくないと思います。
東大に行けるような知力はじめ容貌も運動神経も、秀でたものを何も持ち合わせなかった者からすれば泣きたいくらい悲しい結果だと私は感じます。

 たぶん、Oさんも、こうした奇形的な「不自然」を、甥御さんたちに、そして、甥御さんたちを「不自然」だと思わないお母様たちにお感じになっているのではないでしょうか。

 息子さんが海外に行かれても日本に住み続けても、あまり大差はないようにも思います。ナミビア北部クネネ州だとか、アラスカのイヌイットの村だとかで、10年間を過ごさせる、アフガニスタンで10年間、支援活動者のアシスタントをさせるだとかいったような「海外生活」なら違うかもしれませんが、G8会議に参加するような国であれば。
 むろん、日本語以外の言語をマスターするのには和解時期の海外生活は幸運なチャンスですし、言語習得により、息子さんの希望の選択肢が増えるので、悪い方法だとはまったく思いませんが。

 でも、本質的に大切なことは、 OさんとOさんの配偶者(つまり息子さんの両親)が、Oさんが30代の現在に至るまでに身につけられた「気づき」を忘れずに、本来的な「自然」な社会人となるべく息子さんをお育てになることですから、それが叶うよう、OさんとOさんご家族のご健康をお祈りいたします。
 あらためまして、お手紙ありがとうこざいました。

https://himenoshiki.com/himefile/lettar.htm
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