姫野カオルコ(嘉兵衛)のブログ…運営&宣伝=KOGA工房

★小説家。嘉兵衛は雅号。「嘉兵衛」で「かおるこ」と読む。
 
ちょっと前のもの
 
比叡山延暦寺、暴力僧侶 fm姫野

「十数発殴られ鼓膜も破れ」
比叡山延暦寺、暴力僧侶を告発。
…という記事が週刊文春2016・6・16号に出ています。
この記事にわたくしが目をとめたのは、いつぞやは「そうだ京都、行こう」と京都の宣伝をしながら延暦寺に行く長塚京三のテレビCMに「これでは延暦寺が滋賀県にあることを全国の人が知らないままになる」と怒ったからではなく…新谷学編集長の文春には「日本仏教の代表的な聖地として知られる比叡山延暦寺(滋賀県大津市)」とあってほっとしましたが…、そういうことではなくて、わたしはずっと、ラグビー部の部室でも、角田美代子の自宅でも、榛名山山岳ベースても、「ぱつんとできてしまった隔絶空間」では、いともかんたんに、こういうことがおこってしまうことが、気になるからです…。

●オカノ様
話は変わるのですが、この記事の左ページからは「慢性頭痛がスッキリ。医者と薬の正しい選び方、市販薬を自己流で飲むと危険…」という記事ですので、奥様と参考になさってはいかがでしょうか。
枚方市長尾家具町のタケコ様 fm姫野
手紙 タケコと呼ばれていたタケコ様、お手紙ありがとうございました!
中学や高校、それに小学校の同級の方からのお手紙には、ほぼ100%「「おぼえていらっしゃいますか?」と書いてあるのですが、同級(同学年)だった人のことや、担任の先生を、忘れる人というのが、世の中にいるのでしょうか?
私はむしろ、忘れる人、いや、忘れ「られる」人というのがうらやましいです。
むかしのことが忘れられなくて、最近のことが、私はちっともおぼえられません。
この状態は、年取ったおじいさんやおばあさんによくおこりますが、私は25歳くらいから、もうはや、この状態でした。


ですので、タケコ様ではなく、全国のみなさん。
わたくしが、25歳〜30歳〜35歳くらいの主人公女性が恋愛する小説に、関心が持てないのは、この状態のせいです。
この年齢のころにもうはや「枯れた年寄りの境地(というと聞こえはいいが、シワシワの年寄り状態)」だったため、この年齢のころに色恋に関心が向くということが、うまく体で発想できないのです。
恋愛小説などというものは、頭でなく、体で書くものですから。

●脱線修正。
タケコ様が、タケコと呼ばれ、クラスメートからリーダーとして慕われていたのはよくよくおぼえているのですが、本日ここではブログということでTさんと呼ぶことにいたします。

Tさんには、小学校2年のときのクラス誕生会(i先生の仕切りで、その月に誕生日のある児童に、クラスの者がプレゼントを贈る。ただし買ってはいけない、という決まりの誕生会)で、銀紙で作った「かんむり(冠)」をいただきました。
それにメモが付いていて「へんなかんむりだけど、ごめんね」と書いてあったのです。でも小2なのでひらがなだったから、「へんなかん、むりだけど、ごめんね」と読めて、「へんかん、とは誰のことだろう? とっかん(Nくん)と書きまちがえて、贈る相手もまちがえたのでは?」と思い、「でも、無理って、なにが無理なのだろう」と、けっこう長いこと考えていました。
夜中に、「あっ、そうか」と気づいたのですが、今から思うと「へんなかんむりだけどごめんね」を、「へんなかん、無理だけど、ごめんね」と読みまちがえるほうが苦しい。でも、子供のころって、こういうおかしなことを、よくしでかしますよね。


小学校のころ、集団登校をしたり、あるいは字別(あざべつ)で、学校がらみの課外活動をすることがあって、これはちょっと記憶がふたしかなのですが、Tさんは スワさん(上級生)をリーダーとする班に属しておられませんでしたか?
スワさんの諏訪という字を、Tさんがすらすら書くのを、すごいなあと思ったものです。
Tさんは字が上手で、漢字も得意で、学級会のとき「琵琶湖」と、これもすらすら黒板に書いてすごいなあと思いました。
私は(今だに)琵琶湖と書くとき、琵と琶の順番を考えないと書けません。


そして、卒業式の「仰げば尊し」の二番を歌ってはいけないことになったことを、Tさんは教えてくれました。
「身を立て、名をあげ」という歌詞が××主義だから、という理由だと。××主義、のところは伏せているのではなくて、何主義だからと教えてくださったのか、ここがちょっと記憶がないからです。


Tさんは姫村(仮名)に在住でした。
姫村先生という、村名と同じ名前の先生が、教頭先生でしたよね。
そのときミナミ小の教頭先生が、えーとえーと、さすがに自分が通っていたのではない小学校の、しかも担任ではない教頭先生の名前まで忘れましたが、スポーツテストで、その先生がわたしたちの学校にもいらしたことがあって、顔がものすごく緒形拳に似ていたので、印象的なのです。
緒形拳は、小学校のころに見た映画「大魔神」の大魔神に似ていたので、気づいたのです。「私たちの小学校の教頭先生は、功利主義な(利に聡そうな)風貌だけど、こっちの学校の教頭先生は熱血漢でホットなかんじでいいなあ」みたいなことを思ったために。

姫村先生が本当に功利主義だったのかどうか、まったく存じません。個人的にしゃべったこともないので。ただ、顔がそう見える、という小学生の見てくれ判断にすぎませんから、もしかして、このブログを姫村先生本人が御覧になることはないと思うけど、ご親戚の方とか、習った方が御覧になったら、失礼なことです。すみません。


セマセくんは、もちろん「嗚呼、懐かしの少女漫画」に出てくるセマセくんのことです。
セマセくんは「ツ、イ、ラ、ク」を読んで、「このオオタって、なんかぼくのことかなあと思うんやけど、ぼくがモデルかなあ」と言っていました。うーん、そうだなあ…、そうかなあ…。そうでしょうか。

「エデンの東北」が私も好きです、という読者の方からのおたよりに、「ツイラクの京美ちゃんは、私にはエデンの東北の涼子ちゃんです」と書いてあったのですが、京美ちゃんは、ああいう、ふわ〜とした小学ちゃんみたいなお嬢様ではなくて(あ、小学ちゃんというのは、飯田橋の双葉ちゃんの登場人物)、もっと活発なお嬢さんをイメージしていたので、意外でした。
あ、また脱線しました。


そのセマセくんと同じ名前の、セマセ先生を囲んでのプチ同窓会。開けてよかったですね。
だって、ほんと、尾●綾●ちゃんとか、奥●秀●くんとか、あんなに元気で勉強もできた人が、あっけなく亡くなってしまうのです…。綾ちゃんは「わたしなあ、青春、て、いつも音読みがわからへんようになるの。セイが青いで、シュンが春やん。そやけど、なんかいつも読み方が、あれ、どっちがどっちやったかいなと、混乱するの。そやさかい、いつも青春て頭に書いてから、青銅とか、春衣とか、読んでるの」と、19歳のとき、電車で出会ったときに言ってた。
あんなにほがらかで元気な人だったのに、あんなに若くして亡くなるなんて、私は一度も同じクラスになったことがないけれど、思い出しても悲しくなります。

全国のみなさん、同級会とか同窓会とか、ちょっと腰が重くなる気もわかるのですが、機会があったら、出たほうがいいですよ。
ほんと、人の命なんて…と、40過ぎたら、ほんと、しみじみ、人の命のはかなさを思いますから。

かつてミッシェル・ポルナレフの大ヒット曲に「愛の休日」というのがあって、ほとんどの人が、この静かな曲調から、ラブソングだと思っているようですが、「愛の休日」なんていう邦題にするからで、あれは、「生と死」をうたった歌で、
「若いきみにはわからないだろう。死は近い。死はすぐそこにある。」
というくだりがあって、今きくと、当時よりさらに、たぶん、歌っているポルナレフも、身に沁みます。


綾●さんと会ったその電車にはTさんもよく乗っていて、当時はやった、オーバーオールの、ブルーじゃなくて、ヒッコリーのほうを着てましたよね。Tさんは、小学校のころ、いわゆる「おてんば」というタイプで、ヘアスタイルも「乙女刈り」でしたが、…若い人はわからないでしょうが、「乙女刈り」っていうのがあったんですよ。男児の「ぼっちゃん刈り」に対抗(?)して。
ベリーショートじゃなくて、こざっぱりと短めの女児の髪形…、で、Tさんは乙女刈りでしたが、中学に入って、長めのマッシュルーム風になると、黒目が大きいのが強調されて、みちがえるようにフェミニンになられたのでした。

たしか姫村には、低橋トシ●くんも、住んでましたよね?
蒙古襞がうすい、白目の部分がすごく青い、天パーで、八頭身で、長身で、足が長くて…こう書くとモデルにでもなれそうな外見だったなあと、今はわかるのですが、当時は、外見より、雰囲気(つまりその、なんていうか、婉曲に言うと、鄙びの雰囲気)に目を奪われていたなあ。


あ、そうだ、それでその、セマセ先生もいらしたプチ同窓会ですが、
小学校のころの同学年の人って、どうしてるのか、ミナミのほうは活発なのに、キタのほうはぜんぜん、わかりませんね。
なんでなんだろう。
やっぱり鄙びのエリアだからかなあ。
こないだ、たまたま、滋賀の事務的な用事で、ボーイスカウトでぶんななさんに指導してもらったというヨシ●さんから、来店のことを聞きました。かとうくん、亡くなったの、ご存じなのかな。私はかとうくんと一回もしゃべったことがないのですが、女子に人気があった(というかサカ●ア●子さんに人気があった?)ので、あんなふうな華やかな人が、お母様より先に逝かれると思うと、ほんとにはかないですね。

……このような次第で、私は、同級生全員のことを克明におぼえています。
いくらでも思い出せてしまい、仕事に支障をきたすほどで、Tさんからのお手紙への返信も、このとおり、記憶があふれてきて、収拾がつかないありさまとなりました。
ここでキーを打つ手を止めます。

ですので、あ、これは、Tさんに言うのではないのですが、同級生の方は、どうか、「おぼえていますか?」という御質問、ご心配はなさらないでください。
(またこのブログは短日でサゲますのでご安心ください)



 
滋賀県との距離 fm姫野カオルコ(姫野嘉兵衛)
実は、先日、滋賀県の某市での講演をお断りしてしまいました。
家族について語らねばならないテーマだったからです。
私は滋賀県出身ですから、滋賀県には、私ではなく、私の親族の知人が大勢住んでいます。
私が語ること、私が書くことが、そうした人に迷惑をかける可能性があり、お断りしました。

私は出身の小学校や幼稚園や中学や高校を伏せています。
それも、同じ理由です。

私が語ること、私が書くことで、他人に迷惑をかけることがある。
「この小説に出てる、小浜さんって、××町の△△さんのことだわ」
と特定できてしまう可能性がある。
じっさい、そういうことがあって、△△さんに多大なご迷惑をかけたことがあったのです。

調べた方には何の悪意もなかったと思います。
けれど、現在はネットが発達して、調べた方自身の善良な好奇心や親愛の情が、ネットで広がるうちに、とんでもなく歪んで、悪意の第三者に伝わる危険がものすごくあるのです。

自伝的要素の強い小説というものは、自らの体験を礎に、人が生きていくうちでの普遍的な心情を描出せんとするものですから、現実の△△さんにクレームをつけたいものではありませんし、現実の△△さんの発言や、△△さんとの交流を「もとにした」かもしれないけれど、小説というものは「構成」されますから、小説になったことで、現実の△△さんとはちがう人になっている(つまり登場人物の小浜さんになっている)わけです。

それでも、無用に、だれかの私生活というものを、調べる人というのはいるのです。
△△さんは人殺しでも強姦犯人でもなく、ごくふつうの市民として暮らしておられるのですから、本当に迷惑をおかけしました。

しかし、△△さんだけでなく、第二の△△さん、第三の△△さんが、出てくる危険もあります。
それで、私は、自分が滋賀県出身であることも伏せることにしていた時期があります。
さすがに、それはそれで困ることも多く、明かすことにしていたのですが、ネットがここまで発達すると、いろいろと気をつけないことがあり、それで、出身の小学校や幼稚園や中学や高校を伏せています。

もちろん幼稚園のときにいっしょだった××ちゃんが、私に手紙をくださったり、小学校6年1組の担任の△△先生がまだお元気でお手紙をくださったりするのは、本当にうれしいのです。
××ちゃんや△△先生は、私が、私個人がじっさいに、直接に知っていた方です。
それなら、お返事も、私個人としてさしあげることもできます。

ですが、私ではなく、私の親族については、私がどこまで対応すべきなのか、途方にくれます。
正直なところ、私は、自分の親については、新潮社「謎の毒親」に綴った心情の、もうあと100倍の感情しか、相手にお伝えできることがありません。
相手が、たとえば3−7の友人なら、3−7で過ごした時間、たとえそれは高校生の幼い表面的な時間であったとしても、その時間を足場にして、短いことばでも、伝えられる(錯覚かもしれないけれど)安心感のようなものがあります。
しかし、相手の方と私が会ったのが、「あなたがまだ赤ん坊の2歳のときでした」というような方ですと、そういう方に返事をするのは、途方にくれます。そのお手紙はやさしいことばにあふれるものであろうとも、私はどのように返信すればいいのか、わからず、返信しようとすると、現在の仕事を1年くらい放り出して、返信だけに賭けなくてはなりません。
私は売れっ子作家ではありません。謙遜ではなく、とても頭が悪く、一度期にいくつものことができないのです。

このブログを、先日の講演依頼の方がごらんになるかどうかわかりませんし、その方だけに宛てるものではない。
ただ、「滋賀県との距離のとり方」について、私は他の滋賀県出身者のように、無邪気に接することができないことを、そっと打ち明けるしだいです…。




 
山本耕史、石田三成、滋賀県、真田丸 fm姫野
野洲のおっさん、カフェラテ飲んでラッタの滋賀県出身ですが、「らった」とか、それに「やった」ということばづかいは、私はしないんだが、やっぱり野洲(ミュージシャンの西川さんの出身高校のある)に特有のことばつかいなのか、イノウエ先生がそういえば、わし、わし、やんけ、ちゃろけと、言う人で、私は在校時代、ずっと「イノウエ先生は河内出身なんだろうな」と思っていた。
さて、ネットで話題になっているという宣伝。次の弾には私も出演したいものだ。

https://www.youtube.com/watch?v=yAaNoci3_FQ

https://www.youtube.com/watch?v=Bp_JCOWYorA

profile

姫野カオルコ =姫野嘉兵衛。嘉兵衛は雅号(嘉兵衛と書いてカオルコと読む)。

作家。'58滋賀県生まれ。非大衆的な作風だが独特の筆致で男女共の読者層。最新文庫は『謎の毒親(新潮社)↓』
http://himenoshiki.com/himefile/speak.htm

 連絡先は「姫野カオルコ公式サイトhttp://himenoshiki.com/ 」の《連絡方法》参照。

甲賀図書館のフジモト様へ fm姫野カオルコ(=姫野嘉兵衛)
手紙甲賀図書館のフジモト様へ(2016・4・11月曜)

 フジモト様、お手紙ありがとうございました。
 そして、甲賀でのラジオ公開放送当日には、こちらこそありがとうございました。
 放送の前後のことは「甲賀日記帳」として、まとめてあります。
 ブログ文面画面の右側にある「search the site」に、「甲賀日記帳」と入れると出てくるはずです。
 館内の皆様で御笑覧いただければ幸いです。
 
膳所高の方へ、石山高校の方へ、滋賀大の方へ、滋賀県立短期大学の方へ、虎姫高校の方へ、近江兄弟社学園のあなたへ fm姫野
滋賀県で本を買う方法。
滋賀県で本を買うには「がんこ堂」さんへ行くという方法があります。
ですが、「がんこ堂」さんがすぐ近くにない人もたくさんいます。
そして、「がんこ堂」さんには、今出てる本がぜんぶそろっているわけではありません。
ちょっと前に出た本は返品されてしまったりします。

そこで。
一番簡単なのはこれです。
近くのセブンイレブンに行けばよいのです。

新聞の広告で見たり、何かで知った「A」という本があるとします。
「タイトルA、作者B、出版社C」
これだけメモしてください。
それをセブンイレブンのレジに出します。
「これをお願いします」
そう言えば、あしたかあさってかしあさってにはセブンイレブンで受け取れます。
送料もかかりません。

Amazonで買うとか、インターネットで買うとか、そういうことができない人(やりなれない人)も、滋賀県の、小さな町なら、たくさんいらっしゃると思うんです。
もし、このブログを、膳所高生のあなた、石山高校生のあなた、滋賀短期大学生のあなた、とにたく若いあなたが、このブログのこの記事を発見されたら、どうかお母さんお父さん、おじいちゃん、おばあちゃんに、教えてあげてください。
「セブンイレブンで、本の題名と作者名と出版社名を言えば、本屋に頼むより2週間か3週間早く買える。送料も無料だよ」
と。
 
NHK様、甲賀図書館様、睫斃ジ稷 fm姫野カオルコ
「甲賀日記帖・まとめ編」が長いので、御礼はここにアップしました。

●甲賀図書館様。
ずっと保管して、飾りつづけてくださっていただいたこと、本当にありがとうございます。
私はどうなっているか、我が家の保存状態が不安でしたが、大阪万博前に購入したとは思えないほど、みなさん(お雛さまの)の顔がきれいで、お道具もきれいで、ぼんぼりもついて、感動いたしました。
私の実家の暗い押し入れに入れられていたのが、甲賀図書館であのように飾ってもらえて、来館の方に見てもらえて、「まあ」と笑ってもらえる環境になったのは、みんな(お雛さまたち)にとって、なんとなんと幸福であったでしょう!
心からそう思います。
当日は放送を控えていたので、なにかとあわただしく、謝意を落ち着いて伝えることができませんでした。
あらためて、ひそかに見学に行きたいと思います。来年の、また雛人形のシーズンに。
本当にもらってくださってありがとうございました。

●NHK様。
このたびは、甲賀図書館前からの「旅するラジオ」のゲストに招いてくださったこと、ありがとうございました。
おかげで、送ってから15年…というより、小学校5年生のときに、一度だけ飾ったきり、ずーーーーーっと約45年間、見ることのなかった「お雛さまたち」に再会することができました。

●NHK睫斃ジ礇▲淵Ε鵐機射諭
こうした事情がありましたので、「甲賀と雛人形のご縁」については、番組の中で語ることができませんでした。
暗い背景がある上、事情がこみいっていて、時間的にも、また、お昼の明るい番組というコンセプトにもそぐわないものだったからです。
近著『謎の毒親』をお送りいたしました。
お忙しいと存じますが、この小説は、ほぼ事実です。
また、私の小説の中では、「読みやすさ第一位※」と思います。

最後に、4月の件、末永くお幸せに( ^_^)/□☆□\(^_^ )

※読みやすさ、の意味については「2月29日ブログ」参照
 
放送中に雛人形が甲賀図書館に渡った経緯を省いた理由  fm姫野カオルコ
まだ199×年だったのではないか?
「通販生活」だったと思うのだが、「とんでもない買い物」という題でリレーエッセイを書くコーナーから原稿依頼があった。
こういう原稿を寄せた。↓
::::::::::::::::::::::

とんでもない買い物といえば、雛人形を、とりあえず挙げておく。
私が買ったものではない。
亡父が買った。
「とりあえず」とつけるのは、父の買った物のほとんどがとんでもなかったので、とりあえずひとつ挙げるという意味だ。
私が小学校五年のときだった。
ある日、雛人形が家に届いた。組み立て式五段。

ここまで読んだ、私の本を読んだことのない読者は、きっと「まァ、パパ様がかわいい娘さんを驚かせようとして注文したのネ」と思うかもしれない。

しかし。
『純喫茶(PHP文庫)』/『特急こだま東海道線を走る(文藝春秋)』や、『謎の毒親(新潮社)』の既読者なら、「ああ、また忌まわしい背景が……」とピンと来てくださるだろう。(注/原稿を寄せた当時はまだ「謎の毒親」を上梓していなかった。ブログ用にここでは加えた)

そのとおり。
「特急こだま」と同じような背景である。
父が赫怒し、母が凍りつき、あいだに挟まれた私はなんとかしようとして、手元にあった新聞のチラシを父親に見せた。
「××屋さん(町の商店街のおもちゃ屋)がひな人形の大きい広告出してはる」
私はせいいっぱい子供らしい無邪気な声色を出して演技した。
なぜなら、父親には、今でいうと「買い物依存症」のようなところがあった。
病的な買い方をする人だった。
だから、意識を「モノ(物品)」に向けさせ、居間にかぶさった恐ろしい空気を、すこしでも取り除こうと、子供の浅知恵をしぼったのだった。

私は雛人形に興味もなければ、欲しくもなかった。
だいたい「小学校五年のとき」というのが妙に中途半端ではないか。
ひたすら恐ろしくて、チラシを見せたのである。
子供だった私の浅知恵はいちおう成功した。
父親も父親で、赫怒した自分に自分であぐねていたのだと思う。
父は、チラシを見て、××屋に行くと言った。
そして雛人形を注文してきた。
そして届けられた。

届いても、父は封を切ろうともしない。
母もしない。父の赫怒の嵐がおさまれば、彼女はそれでもう「ことは済んだ」のである。
しかたがないので、私がひとりで段を組み立てた。
これが小学生にはけっこうたいへんだった。
組み立て終わったときには疲労困憊して、外の空気を吸いに犬と出かけたくらいである。

人の出入りのない部屋に設置したから、だれも人形を見ない。
雛祭りの日だって見なかった。
三月が終わり、四月になっても五月になっても六月、七月になっても雛人形はそのまま。
八月にやっとかたづけた。
段を解体するのにまた疲労困憊した。

翌年はもう組み立てることがおっくうになり、飾らなかった。
その翌年も、そのまた翌年も、翌々々年も……。
そのうち人形をしまった押し入れの前には、また、買い物依存症の父が買ったいろんな物が積み上げられ、押し入れが開かなくなった。

そうこうするうち三十年以上、経過している。三十余年、箱に入ったままの雛人形……。
もはや箱を開けるのがなにやら恐ろしい。
開けずに捨てるのもなにやら恐ろしい。
どうしたらいいのだ。
もらってくださるという方がいらしたら、配送料は私が負担しますよ。
ほんとにとんでもない買い物である。
::::::::::::::::::::
 
このエッセイ↑が「通販生活」に掲載されると、何人かの人から「欲しい」という手紙が編集部に届いた。
その中に「甲賀図書館」からの手紙があった。
自分が甲賀生まれであるのに加え、ほかの方は個人であり、甲賀図書館は公共施設であったので、甲賀図書館に雛人形を送った。
保存状態をたしかめるのも怖かったので、「もし、使い物にならない状態だったら、ためらわずに処分してください」と添えた。

そうして15年近く経過してのではないだろうか。
私は甲賀図書館に行かなかった。
滋賀にはよく行ったというより、東京−滋賀を往復していた。
が、父母の入院していた病院や入居していた老人施設は、甲賀ではないところにあったので、車のない私には滋賀では、あちこちを回るのは無理であったのだ。
甲賀日記帖・姫野カオルコ著(?)、まとめ
『甲賀忍法帖(山田風太郎)』ならぬ
『甲賀日記帖(姫野カオルコ)』。
まとめました。
 
●1−新幹線、中江有里
というわけで、2月22日に新幹線のぞみに乗ったのですが、京都に着いて荷物を棚からおろしていたら、後ろから「姫野さん?」と声をかけられて、ふりむくと中江有里さん。うれしいびっくり。でも私は京都でおりるまぎわだったので、話らしい話もできず。関テレの仕事で大阪に向かわれるところであった。

こういうこともあるんですね。推理小説だと「そんなばかな」ということになるけど。前も、仕事で新幹線に乗ったとき、仕事先の方がとってくださったチケットに指定された席に行くと、となりに上田三根子さんがいて、二人でびっくりしたことがあった。


●2−近江ちゃんぽん、東山緋衣子エアロ

琵琶湖線で滋賀入り。
滋賀入りしたらしたで、なにかとせねばならないことがあり、せっせとタスクをこなす。
それから草津で、駅前で「近江ちゃんぽん」を初めて食べる。
「滋賀県民のソウルフード」と説明書きが。そうなのか? 私は初めて食べたぞ。
昼を抜いたたせいか(そういっては申し訳ないか)おいしかった。かしわのカレーの近江ちゃんぽん。

NHKさんがホテルを用意してくださったので、チェックイン。
睫斃ジ礇▲覆搬任噌腓錣察
睫撻▲覆箸呂劼腓鵑覆官錣あることが判明した。
打ち合わせが終わるともう夜で、したくをする。
なんのしたくかというと、とまったホテルでは宿泊客の特典で、近くのスポーツジムに千円で飛び入り入館できてウェアも何点か借りられるのである。
これは利用せねば。

施設の貸し出しウェアとシューズなので、高校のバレーボール部員のようなかんじ、になるのはしかたない。
受けたのは、東山イントラのエアロビクスと、つづけてレスミルズプログラムのダンス。
アウェイでエアロのレッスンを受けた経験のある人ならわかると思いますが、ヒヤヒヤどきどきなんですよね…。
知らない町で、初めて入るジムで、どこにロッカーがあって、どこにスタジオなのかも、えーとえーとと探りながら行って、ぜんっぜん知らない人たちにまじって、いきなり、その日、イントラがみせてくるコリオについていかなくてはならない。
しかも、もう若くなく、おぼえも悪くなっている。
しかも、今回の場合、「いつもは横浜某店だけど、今日は東京青山店なの」というのとちがって、「いつもは浜松だけど今日は秋田なの」くらい離れた土地。

びくびくしながら、後ろのほうで受けましたですよ。
しかし、せっかくだから、つづけてボディジャムというのにも出た。
ただ、私は膝の半月版にヒビがはいっているため、ジャンプして膝に衝撃をあたえるステップははずして自己流でカウントがほかの人とあうようにアレンジしなくてはならないので、これがたいへんだった。
でもたのしかった。
よく汗かいたので、お風呂に入って、明日の生放送に備えて早々に寝た。


新聞取材時掲載のプロフィール
【ひ】姫野カオルコ(ひめの・かおるこ)
小説家。心理小説。非大衆的な作風と筆致だが独特の視点で男女同数の読者層。
2014年『昭和の犬(幻冬舎)』で第150
回直木賞を受賞。
滋賀県甲賀市出身。著書多数。最新作は『謎の毒親(新潮社)』。
連絡先は「姫野カオルコ公式サイト→トップページの【連絡方法】から
http://himenoshiki.com/

 
●3−とびだし坊やも忍者

現代にあっては草津線は、鉄道マニアにぜひチェックすべき線路ではなかろうか。
乗るとカンゲキするよ、きっと。
時代劇のセットの中を通ってるみたいなんだもん…。
いやSF(死後?)か。
タイムマシンで「むかし」に来たごたる(どこの方言?)。

関が原を通過するときによくただよっている霞が、草津線にもただよっており、空には、キントン雲みたいな雲がいつもただよう。
しかし2016年2月23日はNHKの車両さんに甲賀図書館まで送っていただいた。
高速から出たあとの道がすごい。ほんとに忍者がしのんでそうな道。

とびだし坊やも、甲賀では、子供じゃなくて、みんな「忍者」です。
忍者仕様のとびだし坊や。
 
●4−安住紳一郎の判定、朝食バイキング滋賀編
2月23日(火曜)、枕が変わったので夜中に2回目がさめ、6時に正式に起床。
安住紳一郎さんは仕事で地方に行くうち、ホテルのバイキング朝食に詳しくなられたようであるが、滋賀県のホテルのバイキング朝食はご経験されたことがあるのだろうか? 今回、私のとまったホテルはよかった。私は朝バイキングをたのしみにしているというより、スクランブルエッグをたのしみにしている。自分で作ると、カロリーのこととか脂質のこととか考えてしまい、バターを「ひかえめにしなくては」という意識で作ってしまうだろう? 
たまにホテルの朝バイキングでなら、そういうこと考えずにスクランブルエッグが食べられるのでたのしみなのである。

今回のホテルのスクランブルエッグはおいしかった。
そしてきりぼし大根がものすごくおいしかった。関西風の味付けでないと、やはり私はおいしいなあとしみじみ思えないのかもしれない。みそしるも、あれくらいの濃さでよいよ。ほんと。ときどき「お湯ください」と言って薄めたくなるくらい濃い味つけの味噌汁のホテルあるけど、ここのみそしるはよかった。
スクランブルエッグをチョイスした人はだいたいパンを合わせるんだろうが、私は昨夜から「よし、明日は、スクランブルエッグにごはんを合わせよう」と計画していたのだった。

さいしょにブロッコリーとにんじんとトマトをヨーグルトディップにして、ドレッシングはなしで食べる。
それからまたブロッコリーとにんじんを皿にのせて、そこにスクランブルエッグをそえて、ごはんとみそしる。小皿にきりぼし大根。カレーもあったので、次はカレー。具のないカレーであったので、ごはんの上に、またちょっとスクランブルエッグを乗せて、カレーにトマトを入れて食べた。
おいしい。ごはん3杯目が食べたい…けど、ここは、ぐっとこらえて、やめておいた。
食べすぎると眠くなる。
部屋に帰って、髪を洗い、支度をした…支度って、まあ、髪を乾かして紫外線対策UVジェル(ロート製薬スキンアクア)を塗るだけなんだけどね…。

しかし、どうも目が痛い。
うーん、目が痛い。ホテルが乾燥していたので、ドライアイ持ちの私は乾燥すると目が痛くなる。
目薬忘れた。困ったなあ。

このあとNHKの車両さんに甲賀図書館まで連れていってもらったのだが、道中で、どんどん目が痛くなってきた。そうして、図書館の職員さんや番組見学にいらしてくださったみなさんと会ったのですが、そのときに撮った写真は笑っていない。きっとみなさんと相対したときも、しかんだ顔をしていたのではないかと思う。すみせまん。目がすごく痛かったのです。
 
●4−「おかえりなさい、トモコさん」、「おかえりなさい、姫野さん」

「ツ、イ、ラ、ク」には電車に乗るシーンがある。「単線」のトロトロ電車である。まあ、こんなイメージである↓。
https://www.youtube.com/watch?v=4AA_u0v6NAU

甲賀図書情報館は、新しい建物である。
一室を控室に用意してくださったということで、入ると壁に、職員の方の手作りで「おかえりなさい、姫野カオルコさん」と書いてくださっていた。「なかよし」には、むかし、なかよしブックという小さい判型の別冊付録がついていて、「長崎の鐘は鳴る(花村えい子)」のついていた号の、ひとつかふたつ前が「おかえりなさい、トモコさん」だった。昭和39年10月号付録くらいではないかな。小学校1年の私は、「おかえりなさい、トモコさん」って、どんな話なんだろう?なんなんだろう?と思っていた。
甲賀図書館に入って、壁の手作りポスターを見たとき、だから、一気に小学校1年の気持ちになってしまい、しばらくぼーっと立ちつくしてしまった。

「おかえりなさいトモコさん」は、あとからの知識で補足するのだが、子役として大人気だった松島トモコが子役をやめてアメリカに行った。そして帰ってきたのが話題になっていた時代の付録だった。
いまだに読んでいない。だが、漫画になるほど人気の子役だったわけで、なのに、私の印象としてはライオンに噛まれた人という印象のほうが強い。大人気子役のころ、ご本人も、周囲も、まさか後年にこの人がライオンに噛まれるとは想像しなかったと思う。人の人生とは、世の中とは、げに、なにもかもが流れてゆくのだなあ……というようなことを、なんだかグラグラする思いで考えてしまい、感慨にふけってしまい、じーんとなった。

甲賀図書情報館の、このポスターを作ってくださった方、ありがとうございました
m(_ _)m


甲賀図書館日記.png
 ●5−NHK「旅するラジオ」本番、生放送、同級生が来てくれる

NHK「旅するラジオ」には、中学のときの同級生のオモチンが来てくれた。
カワゾ×ミチ×ロくんも。親しい人は彼を、ミッコーと呼んでいた。

オモチンは、3年のナスセンセイのときまではオモッチン(京滋でのイントネーションだと「お豆腐屋さん」の抑揚かな)だったのに、学区変更でミナミショーに転校して、中学で再会したときには、オモチンに変わっていた。オモチンは、「淡路に」と言うかんじの抑揚)。それが、私にはショックだった。ミナミショーの人に「オモッチン(お豆腐屋さんの抑揚)やろ」と言っても、「なにそれ、オモチン(淡路に、の抑揚)はオモチンやんか」と一笑にふされるのだった。

カワゾ×ミチ×ロくんのお母さんは感動的に芸術的美しい顔の方です。
小野製薬の名作CMに出てくるギリシア女性のような顔だちの人。
石膏彫刻のような顔なので、私は、彼のお母さんを見ると、反射的に「ハッ、デッサンしないと!」と思うのだった。
そして、その絶世の美女の記憶は、私にはアポロ11号の記憶でもある。
…こんな話、興味ないよね。
いや、興味ある人は、いるんだよね。世界がもし100人だったら、8人いる。
でも、あとの92人はそんな話聞きたくないから、やめる。

●6−忍者もなか
過日に紹介した「甲賀・忍者もなか」ですが…。
写真をアップしたときは、まだよばれておりませんでした。
よばれてみて、カンゲキ! ミカちゃんもきっとカンゲキの味! 
ミカちゃんてだれ? とおっしゃるな。フジ丸のガールフレンドよ。
あのころは、ミカちゃんの声の人がサザエさんをやるとは、想像しませんでしたが。

「忍者もなか」は、今までよばれたもなかのなかで、一番おいしかった!
私はまんじゅうが苦手です。あのスポンジみたいな部分がクドくていや。チョコレート以外の洋菓子全般キライですが、たまに疲れていると、和菓子の、あずきのところだけくらいなら欲しくなって、、ぜんざいを大さじいっぱいだけよばれることがあります。
ですので、和菓子でしたら、スポンジのないウェハースであずきをくるんだだけの、もなかのほうが、好きです。

「忍者もなか」は、なかのアンが、さらりとして、すごくアンがこまかいというかなめらかというか、するんとしたのどごし。まさに、ドロンパと消える忍者のごとくの、しつこくなさ。
これは滋賀県で有名な、あのお菓子屋さんのもなかより、勝ちです。こっちの勝ちです。

甲賀図書館の方、ありがとうございました。


●7−忍者餅

「忍者もなか」につづき、甲賀図書館の方からおみやげにいただいた「忍者餅(お菓子じゃなくて、ほんとのお餅)」を、よばれてみましたところ…。
おいしい!!

説明を読みます。
「琵琶湖は400年前にはもっと大きく、その名残が滋賀県にはあちこち残っています。
それを古琵琶湖と呼びます。
古琵琶湖層は粘土質が強い土壌です。ズリンコと呼ばれる土です。
マグネシウムを多く含んでいます。
これがおいしいもち米を作ります。
ここで栽培された「滋賀羽二重糯」を使用した餅は、ねばり、伸びがよく、キメ細かいのですが、栽培が難しく「幻のもち米」と言われています。」

説明書きのとおりです。
ほんとにキメ細かい。口にいれたときのキメ細かさといったら、これはもう絶品です!

ふつうの白い餅も、もちろんありますが、
私がよばれたのは、いろんな色のついた甲賀餅。
オレンジ、グレー、緑などの色が入ったつめあわせでした。
この色は、よもぎ、ゆず、ゴマ、しそ、とうがらし、ピートかぶの色です。

私が食べた方法は↓
シイタケとニンジンとほうれんそうのおすましを作っておいて、そこに甲賀餅を入れました。

引越しの片づけをまだしておりまして、業者さんがいらして、その方には、砂糖醤油でお出ししましたところ、「うーん、おいしい」と声を出して褒めてくださいました。
ほんとにおいしい。
緑のやつは、よもぎとシソの香りがぶーんと香りますし、イエローっぽいやつはユズの香りがして、おすましに最高にマッチ。

新幹線(のぞみ)で食べた、京都の弁当に入っていたひとくち餅より、勝つ。だんぜんこっちの勝ち。圧勝。話にならんくらい圧勝。
甲賀図書館の方、ありがとうございました!

おとりよせされる方は、
0748−88−5841
(電話&fax)
甲賀もち工房
http://www.koka-mochi.jp/
 
●8−忍者ダンス、前川保志花さん

↓をクリックして、スクロールしてゆくと動画をみられるようになっています。
http://www.koka-mochi.jp/

忍者音頭というのか忍者ダンスを、タレントの前川保志花さんが忍者の扮装で踊っておられるのですが、うーん、睫撻▲覆気鵝△海譴鬚發Δ舛腓辰帆阿肪里辰討燭蕁公開放送のとき、私も踊りたかったー!番組中は時間の都合でむりでも、終わったあとに、来てくださったみなさんと。
(fm姫野)

 
●9−姫野カオルコの雛人形が甲賀図書館に渡る
甲賀ひな人人形ブログ用.jpg
 
 ↑このように、私が甲賀図書館にもらっていただいた雛人形は、
毎年雛祭りのころになると飾ってくださっているのだそうです。
ありがとうございます。
なぜ、もらっていただくことになったか、その経緯は長いので別枠で。


新聞取材時掲載のプロフィール
【ひ】姫野カオルコ(ひめの・かおるこ)
小説家。心理小説。非大衆的な作風と筆致だが独特の視点で男女同数の読者層。
2014年『昭和の犬(幻冬舎)』で第150
回直木賞を受賞。
滋賀県甲賀市出身。著書多数。最新作は『謎の毒親(新潮社)』。
連絡先は「姫野カオルコ公式サイト→トップページの【連絡方法】から
http://himenoshiki.com/

 

 
 
 
PHP文庫、「純喫茶」、3月に出ます fm姫野
 いまは「ちがうもん」が紙文庫で読めない状態です。
電子書籍になじんでいる人の数は、現在、まだまだ少なくて、とくに「ちがうもん」に向いた世代には少なくて、残念に思っていました。PHP文庫のヨコタさんが膳所高校卒の滋賀県出身ということで、同社より文庫にしてくださいました。3月に出ます。せっかくですから、内容がもうすこしわかるようなタイトルにしたいと改題されました。「ちがうもん」だと、子供の話に思えるのだそうです。子供の話ではあるのですが、大人は出てこない、子供が主人公の子供向きの話に思えるのだそうです。もちろん、こうした感覚は人それぞれなので、こういう題ならつたわる、という正解はないのですけどね。

私は「滋賀県の子供」というタイトルを提案しました。営業部から大反対が出て却下。滋賀県では本が売れないのだそうです。「滋賀県の子供」としても、滋賀県では売れず、他県では「滋賀県」ということでなじみを抱いてもらえない、そんな題名はだめだ、という理由でした。ああ、滋賀県。

というわけで、3月にPHP文庫から「純喫茶」という滋賀県舞台の短編集が文庫で出ます。
http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refBook=978-4-569-76521-1&Rec_id=1010