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★小説家。嘉兵衛は雅号。「嘉兵衛」で「かおるこ」と読む。
 
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Michel polnereff, happy birthday fm himeno in Japan

Dear Minchel Polnareff , happy birthday to you . hope you have a blast!  always , any time , wish your  happiness.

3th July 2017 ,from Japan

http://himenoshiki.com/english/sheis.htm

ドロンジョ様はドモンジョには全然似てないよね、「悲しみよこんにちは」、だし fm姫野

●ヤッターマンをリアルタイムで見てた人も、再放送でしか知らない人も、ドロンジョ様の由来の、フランス女優、ミレーヌ・ドモンジョをリアルタイムで体感している人はいないと思う。いっぽうドモンジョ体感している世代の人は、ヤッターマンをリアルタイムで体感してないだろう。ミレーヌ・ドモンジョを知らない人が、「ミレーヌ・ドモンジョがドロンジョ様の由来? どれどれ?」と画像検索してもあまり意味はない。出てくるミレーヌ・ドモンジョの画像では、ドモンジョの雰囲気はよくつたわらない。出演している映画を見れば、ドロンジョ様のキャラとはぜんぜん違う。反対のタイプとさえいえる。

●ドロンジョ様は、S女をコミカルにした(カリカチュア化した)キャラだ。一方、ミレーヌ・ドモンジョは、フランソワーズ・サガン「悲しみよ、こんにちは」の映画化で、主役の少女が「あの人はいや」と思うデボラ・カーが父親と恋仲になる前に、ガールフレンドだった女き役をしていたのがとても似合っているような人である。主役の、とぎすまされたブンガク少女が、許容していた父のガールフレンドの役をやって似合うような人である。だから当時の日本のブルーカラーに人気があった。つまり、乱暴にひとことでいうと、自称が「あたい」の人。ドロンジョ様は「あたくし」の人の戯画化だから、反対のタイプじゃないですか?

●叶順子は、その点、ほんとに和製ミレーヌ・ドモンジョだったよ。アラン・ドロンと共演した「お嬢さん、お手やわらかに」を日本映画でリメイクしたら、3人娘の一人にはぜったい出演してほしいタイプ。ミレーヌ・ドモンジョは日本でとても人気があったけど、でも、それ以上に、日本人男性が好きなのは、ジャクリーヌ・ササールなのである。和製ジャクリーヌ・ササールは、内藤洋子ね。でも、内藤洋子の娘さんが、まさかDNAの一致しない息子を、ジャニーズ出身のなんとかさんにポイ投げして、どっかいっちゃうような女に成長するとはのう。

Profile

姫野カオルコ(姫野嘉兵衛)=作家。心理小説。連絡先は公式サイトの「連絡先」から。http://himenoshiki.com/

 

15才の女子中学生を調教したというかんじではないだろう fm姫野

●15歳でカフェで働いていたナオミを家に連れて帰って理想の女にしたてようとした、というのは、21世紀には、中3か早生まれの高1の生徒を家に連れて帰ったみたいにミスリードする人もいるかもしれないが、これはちがうよ。

●関東大震災前後の時代(大正末期〜昭和初期)の学制では、「ふつうの人」は12歳で「学校」というところは卒業して、社会に出て「労働」した。貧乏な家の子だと、12歳まで学校に通う余裕はなく、7歳とか8歳で、商店の下働き(掃除)や女中(子守洗濯)をする子がザラだった(浪花千栄子の自伝に、このへんの風俗がリアルに記録されていておもしろい)。

●まあまあ余裕のある家の子だと義務学校を出て、上の学校に進んだ。女の子は「女学校」へ進学するのだけど、ここだって卒業するまで14歳くらいで縁談がまとまってしまい、退学して花嫁修行を1年ほどして、結婚式をあげる。外見がブスだとなかなか縁談がまとまらないから、卒業まで学校に通うしかない。そういうブスな女の子は婉曲に「卒業顔」と言われた。

●私の実父は大正5年生まれで、私との年齢差は祖父に近かったため、親密に話をすることはなかったが、彼がだれか他人に話しているのを漏れ聞いていると、彼が10歳ごろ(大正末期)は、子供というのは4歳とか5歳とか8歳とかのことで、10歳を越すともう「労働力」の見習い、12歳を過ぎたら働いていた…というものだった。童謡「赤とんぽ」(夕焼け小焼けの赤とんぼ〜、)にも、「15でねえやは嫁に行き〜」とある。そんなもんだった。

●なので、大谷崎の感覚というか、原作を読む感覚として、ナオミは、たんに「若い女」なのであって、べつに女子中学生や女子高校生を家に連れてきて監禁してるのではない。そういうふうに読みたい趣味の人が、自分の趣味にアレンジして読もうっと、と思って読むのはいたって自由だが。(ボーイズラブものの、♂と♂のセックスシーンを、どっちかを自分(あるいは♀)だと思ってアレンジしてたのしんじゃおうっと、と思って読む人がいてもぜんぜんかまわないのと同じで)。

でも、ボーイズラブもののセックスシーンは、設定としては♂と♂なように、「痴人の愛」のナオミの年齢を現代の感覚で換算すれば「高校を卒業したばかりの18歳で、お酒も出すような店で働いていた」である。

●穣治さんがナオミをいたく気に入ったのは、女子中学生だったからではない。「若い女」であることは「前提」であって、「若い女しか商品価値はない」というのは、現代でも「前提」であって、ナオミの年齢が若いのはあたりまえで、この穣治さんがナオミをいたく気に入ったのは、彼女の外見が「ハーフっぽかった」からである。

●谷崎先生の「好きな女性のタイプ」は、ありていに言えば、ボンキュッボンのグラマータイプ、ですので、カフェーで働いていたときは、むしろまだ年齢的には瘦せていてものたりず、「お菓子の家(グリム童話)」のヘンゼルに栄養のある食事をさせて肉付きをよくさせようとしたように、自分ちでいいものを食べさせて、おっぱいやおしりをもっと大きくさせようと、穣治さんに自分の好みを託したのである。

●「おれは、そんなグラマーなのはおばさんぽくてイヤだ」という趣味の人も大勢おられましょうし、私なども少女が大好きなので、白夜行のころの福田麻由子ちゃんとかテイジンのカトリーヌちゃんの10歳のころや、みつばちのささやきの子や、ゴールデンカムイのアシリバさんや、それに、発明コンテストで優勝した12歳のあの女の子がかわいくてかわいくて、それこそ持って帰りたいくらいなのですが、それはそういう趣味としておいといて、「痴人の愛」を映画化するにあたっては、原作を尊重しようというのなら、ナオミは、ロリロリしてたら谷崎先生、怒ると思うんですよ。

ドロンジョ様の由来、痴人の愛、映画、'48 '60 '67 '80 年代版見比べ fm姫野 

●大谷崎の『痴人の愛』は、これまで4作品の映画がある。1948、60、67、80の4版。80年版は公開時に見た。60年版だけ、長く見られなかったが、角川書店が(KADOKAWA が)大映を買ってくれたので、めでたく見られることになった。角川シネマ新宿で、「おとな大映祭」を開催中。4つの中で、

・映画作品としての出来が1番は67年版(安田道代、小沢昭一)、

・原作とちがう1番は48年版(京マチ子、宇野重吉)、

・愉快1番は60年番(叶順子、船越)、

・公の場ではノーコメントにしておきましょう1番は80年(だれがやったかもおぼえてない)。

●昨日はやっと叶版が見られてうれしかった。オープニングはいきなり1960年の熱海の風景。もうこれだけで「停止」押して5分くらい眺めていたいところだったが、映画館なのでそうもいかず。

ミレーヌ・ドモンジョが、日本でものすごく人気があったころだったんだろうな。それでたしか来日もしたんだよね。「ヤッターマン」のドロンジョ様は、ミレーヌ・ドモンジョからきてるの、知らない人も多いんじゃないかな。ただ、さすがに、私もドモンジョ人気の頃の日本風俗を体感的には知りませんよ。中学生のころ、夏休みの廃品回収で仕入れた、私が中学生当時で「ずいぶん古い」ものとなっていた、『映画の友(淀川長治編集長時代)』を2冊、くいいるように読んで仕入れた知識。

●映画の中で、穣治さんとナオミが、鎌倉にバカンスに行く。するとアメリカ人が、水着姿のナオミを見て「ひゅうっ」口笛吹く。「Oh, she is like Demongeot 」ヤンキーAが隣のヤンキーBに言って、ナオミに「Hey. Domongeot」声かけて、笑えるぞ。ヤンキーはフランスの女優なんか知らないってww。

日本のミレーヌ・ドモンジョ、として大映が叶順子を売り出そうとしていたんだろうが、ライトで目を悪くして、4年くらいで芸能界を引退されてしまいました。残念。

●さて、私の見間違いか?

モーターボートかなにかにナオミが乗るショットが一瞬だけ映って、ナオミの隣にいるのが藤巻潤か倉石功に見えたんだが。ネット検索でキャスト一覧を見ると藤巻潤の名前は出てない。セリフもなにもないワンショットだけだったから、出さなかったのか。私の見間違い?あれ藤巻潤(か倉石功)じゃなかった?「やっちゃ場の女」で使わなかったとこをぴゅっと入れたとか?

ジョージ秋山とお松の比較、 fm姫野

さる歴史小説の漫画化について、クレームはまったくないのですが、歴史小説なのだしこの画風でいいと思うのですが、ただ、いかんせん女性が色っぽくなく、どうもその、新米力士に見えるんだが…(;-_-A

着物越しの女体というのは色っぽく描くのには相当技術が必要で、これはできる人のほうが少ない。そう思うとジョージ秋山の女性の着物姿の描線はすばらしくなまめかしい。モノクロなのに肌が白く、くちびるが赤い感覚まで描線で出している。ジョージ先生はパットマンxでも艶っぽかったが、あの描線は天性のものなのか…。で、いっぽう、この歴史漫画の(別の作者の)今週号は、お松さんが泣くんですが、涙の線がごつくて、まるで、ごまあぶら、がしたたっているように見えてしまうのは私だけだろうか…。自分がごつい体だけに、気になる…。これからも愛読します。

高橋一生、人気の理由は fm姫野

人気の理由は女性の嗜虐心をそそるため(推測)。造形としては岸部一徳にそっくりだが(私など二世タレントだと信じて疑わなかった)、雰囲気は全然にてない。雰囲気は、3−7のコスギくんに似てる。が、そんなこと言っても3−7の人にしかわからない。高橋一生の人気の理由を、コスギくんも持っていたので、なのでエキスポランドで荷物持ちをさせられたのだろう。

 

姫野カオルコ =姫野嘉兵衛。作家。非大衆的な作風だが独特の筆致で男女問わぬ読者。『昭和の犬』で第150回直木賞受賞。映画についてのエッセイ『ほんとに〃いい〃と思ってる?』もある。https://www.amazon.co.jp/dp/B00I0LKUU6/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1

絡先は公式サイトhttp://himenoshiki.com/の《連絡方法》から。

谷隼人、ユミちゃん(大川栄子)、蝋人形館 fm姫野

昨日のトークショーに行かれた方、谷隼人さんはいかがでしたか。谷隼人といえばユミちゃんとコンビをくんでました。あのころ、ほんとにキーハンターはかっこよかった!ユミちゃん(大川栄子)が、あおによしの「えいぼん」役の河原崎建三さんと結婚するとはなあ。あのとき「えいぼん」の奥さん役をしてた人の旦那さん(俳優の、えーと、えーと、ああ、もうトシで名前が出てこない)が、入院したんですよ。そこにお見舞いにいったというA子さんという人がいた。そのA子さんと、「あおによし」を見ていた中学生のころから大学生になって知り合うとはなあ。なんというか、人生の妙を感じます。(プライバシー保護により、歯に衣着せた表現ですみません。衣着せない表現は3−7のみなさんにだけお教えします…)

異常性愛ハレンチ、塚本監督トークショー、行ける人は見に行ってください fm姫野カオルコ(姫野嘉兵衛)

●「異常性愛ハレンチ」石井輝男監督(1969年・東映)、澁谷のシネマヴェーラで、6月14日(水曜)と、16日(金曜)にやりますから、行ける人はぜひ見に行かれるとよいと思います。上映時間は「シネマヴェーラ」のHPで確認↓してください。14日は塚本晋也監督とリリー・フランキーさんのトークショーもあります。

http://www.cinemavera.com/schedule.php

●「幻の湖(橋本忍)」はケッ作である。見た人ならお分かりと思いますが、あんなふうな映画にしようと思ってたわけじゃなかろうに、あんなふうになってしまって、でも結果的にはケッ作。反して、「異常性愛ハレンチ」は鬼作である。笑えるシーンは多々あるのだが、同時にすごく怖い。主人公の男が。むしろ現代に見たほうが怖いのではないか。若杉英二の怪演は、鬼気迫る。ものすごくリアルで怖い。

●お若い方のために公開当時の風俗を紹介しておくと、主人公の男が「愛してるんだよ〜ん」と何度も言うが、これは当時「だよ〜ん」というのが流行ったのである(参考・赤塚不二夫)。青江ママ(新宿ゲイバーのママ)も、当時はよくTVに出ていた。

この映画の公開されたころ、TVの「ザ・ガードマン」がハレンチ化して、PTAとかから「子供に見せたくない番組」にされていた。そのころの「ザ・ガードマン」に、「異常性愛ハレンチ」にすごくタッチの似た回があった。「ザ・ガードマン」は傑作選がDVD化されていて、私はこの回をもういちど見たいのだが、タイトルがわからない。ジョージ秋山(だったと思う)の漫画のコマが何度も画面に出てくる。「いやよ、ジョー、なにをするの」という作中漫画の女のセリフを、その回の主人公の男が何度も棒読みでつぶやく。この回のタイトルはなんだったか。知りたいために、年代から「このへんでは?」と思って「ザ・ガードマン」を見るのだが、ない。DVD化に洩れた(フィルムが残ってなくて)のか?

話がそれた。「ザ・ガードマン」はおいといて、まあ、時間の都合がつく人は、澁谷に行きましょう。

●むかしはどこの映画会社も、東京と京都に撮影所を持ってたから、これは京都で撮ったのかなあ。琵琶湖大橋ができてまだそんなにたってないころで、琵琶湖大橋を画面に入れたかったんだろうな。主演の立花ますみはじめ、女優さんたちは京都弁でしゃべっている。大坂出身でも、京都弁指導がついたのか、大阪弁ではない。あ、「吸血ゴケミドロ」に出てた人は大阪弁だったかな。

壁にかける、腕時計を巨大に拡大した時計。主役はじめ女優さんたちが着ているミニのワンピース。サイケな網の影になる照明。丸いクッション。洋酒を高価なものとして部屋の飾りにするインテリアのセンス。ベッドのそばにある、和風のタンス(上部にガラスのケースがついていてコケシを飾る)。1969年、ボディペインティングが流行ったころ、由紀さおりの「夜明けのスキャット」や「真夜中のギター」「フランシーヌの場合」、週刊マーガレットでは「ガラスの城(わたなべまさこ)」「お金ためます(忠津陽子)」「奥様は18才(本村三四子)」が人気ばつぐんだったころ。ではぜひ「異常性愛 ハレンチ」を御覧ください。

 

 

 

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